3年生になって初めて親友とクラスが離れた。
仲良しの3人で私だけ別のクラスになるなんて信じられなかった。
新しいクラスに知っている人はいたけれど、あまり話すことはなかった。
教室を見渡すと、早くもグループができ始めていた。
でも、勇気が出ない私はその輪に入ることはできなかった。
そんなとき、一人の女の子が話しかけてくれた。
「名前なんていうの?」
その子は、ひとりという暗闇にいた私にとって、一筋の光のようだった。
今、私が楽しくいろんな人と話すことができているのは、その子のおかげだ。
幸せな未来は、些細なきっかけから作ることができるんだと思った。
11/6/2024, 9:24:38 AM