季節はそろそろ秋
長雨が来る頃になる
でも俺は春が好きだから
雨は雨でも五月雨が好きだ
五月雨て 空が泣く 庭
星屑の 集まるかたの つむり跡
「さみだれて…」
声を出して詩ってみたら
以外に良い声が出た 内容はイマイチの詩だ
だが不意に クスクスと笑う女の声に赤面する
お前の顔が見たいよ、と心の中で愚痴ながら想う
庭の外で笑いながら去って行った見知らぬ女は
俺の心を掻き乱すくらいの良い声で
心裏腹に悔しい筈なのに敗北感よりも
得した気分で春を感じた秋だった
空は今にも泣きそうなのが
刹那の恋かと感じさせる重たい雲だよな
「降ってきた」
ため息と共に部屋に入る
何なんだろ俺は 馬鹿だよな
お題:空が泣く
お題:君からのLINE
👧|•ᴥ-´ʔチラッ
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👧おはよう
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👧今日の夕飯用に
人参🥕じゃがいも
よろしく🙏m(_ _)m
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👧 (ˆ꜆ . ̫ . ). ̫ . ꜀ˆ)◞✧love
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👧Bye-bye( *´꒳`*)੭"いってら=͟͟͞͞♡
お仕事ファイトです୧(`•ω•´)୨⚑゛
既読
イノチガモエツキルマデ
何カニ 夢中ニナリ
ツキタアト ドウナルノカ
誰カノ為ニ 自分ノ為ニ
ツキルマエノ世界ガ 良クナル為ニ
命が燃え尽きるまで ト 何カヲ
犠牲ニシタノダロウ
お題:命が燃え尽きるまで
本日 残業也…と
書類を見て思う たった1枚の紙なのに
進まない
進まないのが時計だったら こんな夜更けになってない
うちの会社にテレビがあってサッカーを見ていたら時間は過ぎていた
残業代は 本日ゼロ円也 好きな時間に帰る
だが もう4時にはなっている
「朝…かもなぁ」
窓のブラインドを指で折り曲げる
曇っていて太陽が出ていないか出ているか分からないが…出そう…
そして仕事は なんの成果も出なかった
スッキリしない
お題:夜明け前
え? 気になって仕方ない事?
それを言ったらお終いだよ
「僕のは恋じゃない」
そんな事は解ってる
いつもの冷蔵庫を開けて
チーズを切り 片手で電話をかける
「おはよう もう起きたかな?」
返事は無い が通話は切れた
あと15分経ったら降りて来る
今日は遅いな20分経った
おかしいけれど
僕は飼っている猫に電話をかけた
「まだかなぁ?ドアは開いてるのに」
「にゃぁ」
僕の事を見上げる丸顔に 最高の笑顔で
「遅いぞ?にゃんたろう 魚 食べちゃうぞ」
と言うと 僕の膝に乗って丸くなる
まだ眠り足りないみたい
頭を撫でて 動悸と息切れが…
って そんなわけないでしょ
ね?
これが 僕の
お題:本気の恋