‹星空›
「ねぇ今日は綺麗な星空だよ。」
私が言う。
「えっと右上が蠍座、あっ右下にオリオン座!」
私は君に星座を教える。
「へぇ!そうなんだ!」
そう答える君は笑顔なのに、私には寂しいそうに見える。
「そう!綺麗なの…一緒に見たかったよー.·´¯`(>▂<)´¯`·.」
「泣いてるの?大丈夫!僕は君の目だ!君が見ているものは僕も見えるよ!」
そう君はまた嘘をつく。君は私をかばって、目を無くしたのに…
「ごめんね…」
そう謝ると君は
「 」
と笑顔で涙を流していた…
‹神様だけが知っている›
ゴーンーゴーンー
鐘の音がなっている。もう夕方だ。
病室では、私が大好きな物語を読みながら窓を眺めている。
昨日、お母さんがもって来てくれたりんごと綺麗な花。
その花はもう枯れている。
ここから神社が見える。遠くだけど
神様。私を生かしてください。私はまだやりたいことがたくさんあります。お願いします。
と心で願う。
やりたいことがたくさんあると言っても、外に出たい…私は、ずっと生まれてから病院を出たことがない。
海がみたいな。そうコソッと口に出す。
私が死ぬか生きるかは神様だけが知っているのだろう。そう、日記に書き私は寝た。
当日
神様お願いします。と一言
そして手術が始まった。
‹この道の先に›
俺は旅人、1人旅をしている、
俺の人生はつまらない。だから旅をはじめた。
最初から最後まで応援してくれる人なんていないけど…それでも旅をして心を満たされたい、
俺は王家の長男だ。いずれ俺は国王となることが決定していた、
王になるための日々をずっとずっと我慢してきた。
兄弟はいるが、本当の愛などない。
ただ、
「お兄様がいるから」
「俺が先に生まれなかったんだ」
「長男は無能だなwww」
などの陰口や嫉妬の視線を送ってくる。別に俺が一番思っていることを皆が言うだけなのだけど…傷つくわ
一回もこの家庭で満たされたことなどないのだ、
でも一人の男の人にあった。その人は、突然俺の部屋の中にいた。
最初は、怖かったものの話していく連れに。旅の話をしてくれた。旅話を聞くと満たされ幸せを感じた、
どうしようもなく楽しくて楽しくてでもその人は、死刑になった
その人はもう居ないけど
「俺と旅するか?笑」と聞いてくれた笑顔はもうない。
俺は旅人。1人旅をしている訳ではない。俺は2人で旅をしたかった。
旅人などである
この道の先に あの人がいたら…
‹日差し›
私は、森の神社にお参りに来ている
8月上旬ごろ暑い日差しの中で私は
眠っている…
私がこの神社に初めて来たときそのことを、また思い出していた、
「やばい、兄ちゃんとはぐれた…」
私が迷子になっていた時、君と出会った。
それはとても美しい君に。名前も知らないけど、君はここにいることを
私は、知っている。誰にも言えない私達だけの秘密
それは、私の初恋を奪って何処かに消えてしまった君。私は、今でも探してる。