【衣替え】
衣替え季節っていつなんだろう
学生の時は
“この日から衣替えだから間違えてくるなよ”
みたいなことがあったから
(もうそんな季節かぁ、まだまだ寒い・暑いのになぁ)
って思ってた
でもいざ社会に出ると暑かったり寒かったりで
衣替えっていつからすれば良いのか分からなくなる
学生の時は周りの人達と違うことを心配してたのに
社会に出ると明日は暑いかな?寒いかな?
って心配になる
毎日、自分と相談している
衣替えの時期って難しいね
【声が枯れるまで】
この声が枯れるまで
君と歌っていたかった
この声が枯れるまで
君と泣いていたかった
この声が枯れるまで
君と笑い合いたかった
この声が枯れるまで
君に好きと言いたかった
どれも君とやりたかったこと
でもこの腕の中には君が最後まで守り抜いた子がいる
この子は僕が守るから
だから、ゆっくりお休み
僕の愛しい人
【始まりはいつも】
僕は内気だ
自分では話すことも遊びに誘うことも出来ない
誰かと話す時も、遊ぶ時も、どんな時だって
始まりはいつも、君からだった
「大丈夫、一緒に行こう」
僕にとって君はヒーローだった
“僕も君みたいに誰かを助けられる人になりたい”
いつしかそう思う様になった
だから僕は、
なるべく外に出る様にした
人に合わせるのをやめた
ありのままの自分を好きになろうと思った
あの日から少しずつ僕は変わっていった
最近では、みんなに
「お前、なんか明るくなったな」なんて良く言われる
“あ、あの子、チラチラあっちを見てる…
話したいのかな?”
『大丈夫、一緒に行こう』
【すれ違い】
あの日、君と喧嘩した
喧嘩の理由はなんてことない本当、些細なこと
でも、あの時は本当に理解されなくて理解出来なくて
その日から少しずつ君との距離が開いていった
でも、このままじゃ嫌で…
だから明日、君に謝ろうと思った
そう思っていたのに
「ちょっと、付き合ってよ」
君からそんな誘いを受けるなんて…
『わ、分かった』
戸惑いながらもそう返信を返す
帰り道、君と2人きり
静かな時間が流れる
『「あ、あの!』」
『ご、ごめん…さき、どうぞ』
「い、いや…そっちこそ、どうぞ」
『いやいや…さき、良いなよ』
「あっ、い、いや…大丈夫だから…」
『その…』
「えっと…」
『「ごめんなさい!』」
『「えっ⁉︎』」
『「ぷっ…はぁははw』」
『俺ら仲良しかよw』
「本当だよw最初も被ったしw」
『はぁ、ごめん』
「私も、ごめん」
俺と君はすれ違っていただけだったんだ
やっと、君との時間が距離が戻ってきた
【秋晴れ】
雲一つない晴れ渡った空
空気が乾いていてカラッと澄んでいる気持ちの良い日
こんな日には久しぶりに筆を取る
“みんな元気かな、日中と朝晩の寒暖差で
体調を崩してないと良いけど”
そんな思いを手紙に込める
“この手紙が届く頃、君は何をしているかな”
そんなことを思いながらポストに投函する