しゆカフェ 冬眠の準備中

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11/3/2025, 9:51:33 AM

君は僕のことを「美しい」といいながら撫でてくれる
男なのか女なのか分からないような顔、声、仕草
全部全部好きだ
森で迷ってたら助けてくれて今は一緒に過ごしている
家に帰ったところで幸せなんてないから…
ここで過ごしてはや2ヶ月が経とうとしていた
ココアを入れてくれて飲んでいたら
段々と眠くなってしまった

森の中で迷っていた君を助けた
正直助ける気なんてなかったけど
とても可愛い顔をしていたから
話してみたいなーなんて下心で家に案内した
そうしたら一緒に住みたいと言うから
喜んで了承したよ
先程ココアに睡眠薬を入れたから
そろそろ効果がて出る頃だと思うな
君が寝たらすぐにホルマリン漬けにしよう
人間の標本を増やしたいと思っていたんだ
ちょうどいい時に森で迷ってくれたよね
正直自分にメリットしかないから
誰かからの罠かと思っちゃった
綺麗な君をずっと眺めていたいからね
ずっと一緒にいようね

11/2/2025, 8:44:48 AM

塾の帰りは凍えそうなくらい寒い
まだ秋と呼ばれているはずなのに
「家に帰りたくないなぁ」
毒親という言葉をまだ知らなかった頃
自分の親がやばいなんて一度も思わなかった
悲しいかな成長すると共に
親が毒親なことに気づいていく
もう塾ごとボイコットして朝まで家に帰らないで
って考えたこともあった
でももうやめた
逆らったって無駄だから
私の普通は親に怒られるだけの日々だから
私には凍えるような朝は来ないだろう
暖かい部屋で朝を迎えて心の中が冷えきった生活を
あの親から離れるまで繰り返す

10/31/2025, 9:25:46 AM

最近学校でよく熊が出ている
だからといって休校になる訳でもなく
送迎必須になる訳でもない
先生達も授業の度に熊の話をする
生物の先生だったような気がするのだが
熊に会った時の対処法を教えてくれた気がする
そして? んなこと聞かれたって覚えていない
数学のプリントなんて解いてないで聞いておけば
良かったと今更ながら後悔している
だって目の前には大きな熊がいるのだから
最期の言葉が「明日三角チョコパイ食べに行こー」
になるとは思っていなかった
人生で一度は三角チョコパイ食べたかった
なんて思いながら熊の口の中を見つめていた

10/28/2025, 1:52:00 PM

『生徒及び職員に連絡です』
『これから<おもてなし>を始めます』
『これは本番なので気を抜かないでください』
おもてなし?なんだそれ
「あんた先週引っ越して来たんだっけか…」
「おもてなしっていうのはこの土地にいるオナギ様を迎える基戦うっていう行事的なやつなんだよね」
「普通に怖いし勘弁して欲しいよ」
そんなのがあるのか
私何もできないんだけど大丈夫なんだろうか
「さすがに先生達が何とかしてくれるだろうけど先生達でもやばかったら生徒会がやってくれるから多分うちらは何もしなくてもいいと思う」
先生がダメなのに生徒会の人たちができるのだろうか
「生徒会はね選ばれた人しか入れないから多分強いんだと思うよ」
『連絡です』
『オナギ様が校内にいらっしゃいます』
『校内にいる生徒は必ず2人以上で行動してください』
「じゃあうちらは2人で行動しようか」
〘 その必要はないよ〙
『えっ?』
ぐしゃバリッぐぢゃ…
私の名前は小木間さな
この土地が大好きです
今年からは練習じゃなくてまた本番になるけれど
この行事とても好きです
オナギ様の正体は私しか知らないから

10/27/2025, 11:17:07 AM

この世界にはゾンビが蔓延っている
元々は感染症だったのに突然変異をして
みんなゾンビになっていった
私たちが小さい時に突然変異したらしいから
詳しいことは分からない
だけど
友達がゾンビになってハンターに駆除されていくのを
部屋の中から見ていた
辛かったし悲しかった
兄はハンターになった
かっこよかった
昔から私を守ってくれたから
だからあんな姿見たくなかった
歳が離れていて仕事も忙しくて中々会えなかったけど
私は兄が好きで尊敬していた
だから私もハンターになった
いつ死ぬか分からないけれど
人間として死ぬその時まで焔を燃やしていたい
そう思った
「行ってきます、お兄ちゃん」
『行ってらっしゃい、気をつけろよ』
そんな声が聞こえた気がした

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