しゆカフェ 冬眠の準備中

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9/15/2025, 12:35:01 AM

天体観測をしようと言って
夜、人気のない山の方へ向かった
山に近づくにつれて
闇に浮き出た星が増えていく
駐車場に車を停めて
そこから夜空を眺めた
綺麗な星空だった
月は見当たらなかった
今日僕は彼女に告白しようと思っている
「好きです、付き合ってください」
『ごめんなさい...私付き合ってる人いるんだ』
あっけなく振られてしまった
薄々振られるのではないかと思ってはいたから
残念なことに心の準備はできていた
「そっか...」
そう言って僕たちは帰路についた
闇と同化したと言っても信じられるくらい静かだった
家に帰ったらベランダから月が見えた
ゆらゆらと形を留めていない月を見て
「月が綺麗だな」なんてぼやいた

9/12/2025, 2:38:24 PM

AM4:00
静かな朝だった
いつもより早く目が覚めてしまった
昨夜は台風が来ていて
家を壊そうとするかのような風の音はもうやんでいた
外に出てみると
少ししめった地面
昨日の台風を記録するかのような雨の匂い
そこら中に散乱した葉
世界が終わりを告げるとしたら
最後に見る景色はこんな感じなんだろうな
と思う景色だった
決して荒れていて酷いという訳では無い
ただ人気を感じない
非日常的さを醸し出している街が
ずっと向こうまで続いていた

9/11/2025, 12:54:12 PM

暗い部屋でひとりきり
何もすることなくただ呼吸を繰り返している
幸せを直に感じることは出来ないけれど
何もしない時間が1番好きだ
友達のことも勉強のことも何もかも忘れられる
そんな時間が過ごせるうちはまだ頑張れると思う
あ、そろそろ太陽が登りそうだ
紺色の空が段々と
水を溶かしたかのように薄くなっていく
うっすらと光が見えてくる
寝ないのは体に悪いとはわかっているけど
どうしても寝れない時は
ずっと起きててこの瞬間のために生きている
また今日もJK頑張ろうって思うために
周りに合わせて、気を使って、でも辛さは隠して...
自分を欺くために今日も心を削る
「そんな辛いなら離れればいいじゃん」
とか言う人いるけど
すぐに離れられる関係じゃないから
こんなに悩むんだよ
女子の友情がもろいのは本当だから
時効がいつか来てしまうかもしれない
ストレスで耐えられなくなるかもしれない
でも、どんなに嫌だと思っても
その人の良い1面を見てしまうから
やっぱり離れられない
帳消しになってしまうわけではないけれど
やっぱり好きだなって思うから
今日も私は友達と過ごします


9/9/2025, 11:13:20 AM

フィルターがかかっています
あなたのと私ので2枚分
君の顔もっと近くで見たいけど
メガネ外したら見えないんだよなぁ
でも君はメガネを外さないで欲しい
メガネを外した君は私だけ知っていたい
とか思いつつ
授業中に寝ている真面目そうな見た目の君に
どうやって話しかけようか考えている
友達以上の関係になりたいのに
友達ですらないかもしれない
友達のラインが分かりません
君にとって私はなんなのでしょう
聞けたら楽だろうけどそうもいかない
はぁ...
5時間目の言語文化は
鉛筆が走る音と
私のため息と
君の寝息が
教室中に響いていた

8/31/2025, 3:03:36 AM

私あなたが好きなんです
友達としても恋愛的にも好きですよ
そんなふうに見れない?
まあそうですよね
私の独占欲がいつの間にか恋に発展してたって感じですからね
そんな私でもいいなら付き合ってください
まずはありがとう?
振られる時のテンプレですね
やっぱり振られますよね
今まで親友としてやってきたのに急にこんなことされて...ほぼ裏切り行為ですよね
ここから先は言わせて欲しい?
逆転劇来ましたか?
嬉しいですけどびっくりです
うわ...あなた私よりも恥ずかしいセリフペラペラと話すじゃないですか
もちろんOKしますけど...
そういうところ好きですよ

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