ガシャン ドパンッ
ある放課後に友達と話しながら工事現場の横を通った時の出来事だった
その瞬間周囲の時が止まり
どこからともなく貴方が来た
マスター...
私はどうして泣けないんでしょうか?
みんな泣いているのに
私だけ泣けないのはどうしてなんですか?
「それはね、君が泣けないのではなくてコントローラーで泣かないように操作されているんだよ」
どういうこと?
私は私なのに?
「君はね、アンドロイドだからみんなとは違うんだよ」
アンド...ロイド...?
「君は君自身が決めた行動をしているのではなくて君の持ち主が操作して行動しているんだよ」
じゃあ尚更なぜ私は泣けないの?
なんで泣いてはいけないの?
「君はなぜ泣けないのか不思議で仕方が無いんだね?」
「目の前で友達が...こんなことになっているのに...」
「君の持ち主はねその子に酷い事をたくさんされて君を使わないと行動できないようになってしまったんだ」
そうなの?
でもこの子達はとてもいい人たちだったのに?
「女社会は厳しいからね」
そんなの持ち主の勝手じゃん...
少なくとも私はこの人達と過ごす時間が好きだった...
あレ?ヮたしなンでこの人タちと一緒にィるんだ?
酷ィ事してキたのに?
「まだ時間を止めておいてあげるから君がやりたいことをしなさい」
嘲笑とも微笑とも取れるような笑い方をしてマスターは去っていった
ドうせ時間が進まなィなら...
気がついたら私は血まみれだった
友達はいなかった
というか人型のものが周囲にはなかった
私がなぜ泣くの?と聞かれたのなら
聞かれることがあるのなら
「生きる喜びを噛み締めているから」
とでも答えようかな?
アハハハハハハハハハハハハッ
移動教室だった
私は準備が遅いから友達をよく待たせてしまう
だから今日は先に行ってもらった
あと5分で授業が始まる
間に合いますように
急いで足を動かした
後ろから足音が聞こえてくる
まだ誰かいたのかな
「ねぇ、一緒に行こ?」
大好きな君が話しかけてくれた
「う、うん」
今日はいい1日になるかもしれない
もう少しで夏休みが終わります
終わって欲しくないなぁと思いながら
窓を眺めていました
学校なんて行きたくない
あんなところに行ったとて
私の世界や見聞が変化することはない
カッター ロープ 睡眠薬 ...
たくさんのものが部屋でキラキラ輝いている
夏が終わってしまうくらいなら
私が終わってしまえばいいんだ
紙に文字を綴って
私は今日を生きていた
クラスの人が苦手です
毒々しい縄張りを各々張っていて
鋭い目つきでこちらを見つめてる
でもそんな中君たちだけは
やわい糸でハンモックのような
居心地のいい環境で過ごしていた
吸い付くように君たちの元に行った
でもあと少しのところで届かなかった
腕を伸ばした
指を伸ばした
爪の先まで意識を巡らせて
届け
届け
届け
何回も願った
そんな僕を見つけた君たちは
そっと手を掴んだ
フワッと身体が浮かんだ
心も軽くなったような気がした
何かが僕の身体から溶けだして
逃げていったような気がした
冷たくて甘くて美味しいアイスが食べたい気分だった
「あなたのためだから」
「あなたを思ってこんなことを言ってるの」
「あなたの事を応援しているから...」
なんて綺麗事ばかり言われて
大人を信じれなくなった
これが優しさなら
親切心なら
全てを否定された私は
とんでもない悪なんだろうな