コウ

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11/17/2023, 6:04:55 AM

別れてから数週間、さみしさで溢れたがらんどうの部屋を飛び出し、心の中で流した涙を忘れようとしていた。
街中を歩く中、ふと見上げた雑踏の中で、微笑む彼女の姿があった。
あれからはなればなれになったはずなのに。
偶然の再会に胸が高鳴り、彼女に近づこうとした瞬間、彼女は消えた。
ショックだったけれども、あの笑顔とともにいつか忘れることができるのだろうか、僕は考えながら立ち尽くした。

11/16/2023, 3:22:02 AM

子猫を拾った。
美味しそうにミルクを飲む小さな塊は、どうやら親とはぐれたみたいだった。
決死の思いで鳴き叫ぶその声に、私は目を逸らすことができなかった。
これからどうしたら、そう悩む私に対し子猫はそんなことつゆしらずに腹一杯の腹を見せて一言鳴いた。
人間の怖さを知らないその目。手放したら一体どうなってしまうのかとふと嫌な予感がよぎる。
とりあえず動物病院行こうか、私は子猫を抱えて外へ歩き出した。
これが私と愛猫との出会いである。

11/15/2023, 3:25:36 AM

秋風が吹き付けて、金木犀の香りが漂う。
どこかもの悲しくて、私は思わずその香りを胸いっぱいに吸い込む。
寒さが体に染み始め、もうコートを出さなきゃいけないなと思いながら、私はいそいそと帰路についた。

11/14/2023, 3:28:29 AM

キミのと別れ。
それはきっと間違ってないのに、ふとした時に切なさが押し寄せる。
でもキミは微笑みながら「また会いましょう」と言った。
これからもキミと笑顔で会える未来を信じて、僕はキミを忘れずに生きていく。

11/13/2023, 3:26:23 AM

一か八か、丁か半かの一騎打ち。
暇と金を持て余した奴らが集まるここは、賭博場。
欲望に塗れた権力者たちが、いっときのスリルを求めてこの船へと乗り込むのだ。
勝てば官軍、負ければ奴隷。
司法では捌けないこの海上の要塞に、今日も誰かの欲望が渦巻く。

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