11/12/2023, 3:08:56 AM
翼の折れた少年がいた。
その者は天使であったが
ある時にとても不幸な目に遭い、翼が折れてしまった。
直る見込みがないと言われ、彼はこのままいるよりは消えてしまった方がいいと思っていたが、消えることはできないまま今に至る。
そんな彼は、ある日ふとした時に人間の子と出会う。
子は折れたその翼に怯えることはなく、ただその翼を美しいと言った。
折れた翼など無くなっても良いとすら思っていた彼にとって、その言葉が一匙の救いとなったのだ。
11/11/2023, 8:15:05 AM
ススキの葉が風に揺れると、秋の気配。
木枯らしの冷たい風が静かに音を立てて近寄ってくる。
そうすると緑に色付いていた葉はたちまちに役目を終え、彩を落として風に揺れて樹木から離れて落ちていくのだ。
なんだか、少し切なさを連れて。
11/10/2023, 3:34:56 AM
彼が忘れたはずの過去が、脳裏に蘇る。
思い出というより妄想かもしれない。
彼は幼い頃に見た夢と瓜二つ。ただし、それは夢のはずなのだが、なぜ彼の日常が同じになっているのだろうか。
彼の気持ちが揺れる中、現実か夢か、境界線が消えていく。
11/9/2023, 3:25:48 AM
小説を書くこと、萌え語りをすること、絵を描くこと、私がやっていること全ては世の中からしたら意味がないものだ。
なんなら仕事の方が人の役に立っている気がする。
でも、この行為をしてる時は楽しいし、ある意味で私を救うためにあるから
やっぱり続けていきたいな。
11/8/2023, 3:24:52 AM
あなたとわたし、わたがしたわし
って、どっかで聞いたことあるなと思ったら、元ネタは某ショート動画アプリが発端らしかった。
そしてあなたではなく君だったので、私の記憶力がだいぶ曖昧だったことに気がついた。
しかし、こんなよくわからん韓国のアプリからよくわからんネタ、よく流行するな……と思い私はブラウザを閉じ、再びラインの返信に戻った。