10/8/2023, 7:36:43 AM
これが最後だ。
自らの拳に力を込めて、精一杯パンチを叩き込む。
体が悲鳴を上げるが、今だけは持ってくれ、と自分に言い聞かせる。
これが終わったら、オレは---
パンチを叩き込んだ相手が倒れ込む。
10カウント。
勝利の鐘が鳴り響いた瞬間、オレも精魂尽きたように地面へと身を預けた。
10/7/2023, 3:57:54 AM
いつも日々の節目には、過ぎた日を思う。
昔の自分があって、今の自分があるのだと気付かされる。
それがたとえ後悔する道であっても、全てが悪とは誰もわからない。
僕の選んだ道なのだから。
10/5/2023, 3:22:43 AM
僕と一緒に踊りませんか?
ここは常世。永遠の泡沫の夢の幕が上がる。
誰も君を嘲笑うものなどいやしない。
俗世なんて忘れてつかの間のひとときを。
10/4/2023, 3:30:51 AM
運命は、巡る。
たとえその出会いが別れになったとしても、物事に絶対はないから。
いつか巡り会える日を心待ちにしているよ。
10/2/2023, 5:12:29 AM
黄昏の燃えるような紅い空を眺める。
普段は様々な色をしている街も一様に紅色に染められて、今日も静かに日が暮れる。
毎日のことなのに物悲しさと寂しさが徐々に押し寄せてくる。
「カエルが鳴くからかーえろ」
子供たちの声がこだまする。そして有線から響く蛍の光。
私たちもお家に帰ろう。そう思って私は足早に帰路についた。