黄昏の燃えるような紅い空を眺める。普段は様々な色をしている街も一様に紅色に染められて、今日も静かに日が暮れる。毎日のことなのに物悲しさと寂しさが徐々に押し寄せてくる。「カエルが鳴くからかーえろ」子供たちの声がこだまする。そして有線から響く蛍の光。私たちもお家に帰ろう。そう思って私は足早に帰路についた。
10/2/2023, 5:12:29 AM