5/31/2023, 3:19:42 AM
あの日、私は何かから逃げていた。
天変地異か、人殺しか、それとも別の何かか。
私はそれが何者なのかもわからず、悲鳴をあげて逃げ回るオーディエンスと共に駆け出していた。
追いかけるそれの視線は、まっすぐ私を捉えて離さない。
刹那、私に襲いかかってくる瞬間──強引に目を開けた。
冷静に考えたら夢だというのはわかってはいるのに、あの瞬間は確かに現実のように感じられる。
夢というのは不思議なものだ。
5/30/2023, 3:14:33 AM
「ごめんね」
病室のベッドで、キミがそう言った。
僕はその言葉が今でも頭から離れないんだ。
あやまる必要なんて、どこにもないのに。
ただ申し訳なさそうに作り笑いを浮かべるキミの顔が、脳裏に焼き付いている。
5/29/2023, 3:30:19 AM
袖が短くなると、夏の気配がする。
薄手のTシャツとどこか爽やかな色のブラウスを、箪笥から引っ張り出す。
いつのまにか窓は開けっぱなしで寝ることも多くなった。
窓の外を眺めると、湿気にみちた青葉の匂いが鼻腔をくすぐる。
たぶん夏はもうすぐだ。
5/28/2023, 5:57:21 AM
天国と地獄
ときたらあの曲しか出てこない!と思ったら結構みんな思っていたらしい。
そう、徒競走とかで流れてくるあの曲。
もともとは、オッフェンバックという作家のギリシア神話の悲劇をリバイバルした風刺喜劇の曲なんだって、へぇー!この時からリバイバルブームはあったんだ。
なぜ運動会や徒競走のテーマみたいになったのか知らないけど、この曲自体もかなりの紆余曲折の数奇な運命を歩んできたんだなぁ。
※今日はなんだかこれしか連想できなくて、いつものポエムじゃなくてごめんね
5/26/2023, 11:10:03 PM
ぽっかりと浮かぶ月は
なんの因果か地球の周りを廻って
わたしたちを
何千年も何億年も
見守ってきたんだなあ
人類に幾千も崇められてきた月に、願いと運命を。