9/23/2024, 3:37:19 PM
「 ジャングルジム 」
真夏日の毎日
太陽の光で熱くなったジャングルジム
所々剥げた塗装
公園ではしゃぐ小学生
休むことを知らない体
可愛らしく、羨ましい
9/22/2024, 11:50:39 AM
「 声が聞こえる 」
ぱたぱたと走る姿
わんっ!と元気よく鳴く笑顔
うるうるな瞳で見つめる愛らしい顔
玄関を開けると出迎えてくれる1匹の犬
聞こえる
飼い犬の「おかえり!」の声
9/21/2024, 12:29:13 PM
「 秋恋 」
紅葉が見える学校の図書館
今日は委員会の仕事で図書館に残る日
扉を開けると今日もまた彼がいる
2人きりの空間
いつもは黙々と勉強している
しかし今日は、机に伏せて眠っている
腕の隙間から見える
睫毛の長い整った顔
少し乱れている髪
初めて会った時は
何も思わなかったのに
彼を見つめる
頬はきっと紅葉の赤色
″ 筑波嶺の 峯より落つる 男女の川
恋ぞ積もりて 淵となりぬる ″
こんな和歌が似合う今日
9/20/2024, 10:46:08 AM
「 大事にしたい 」
蝉鳴く汗ばむ真夏の朝
半袖のワイシャツにリボン、膝上のスカート
無人駅で10分後の電車を待つ
暇を持て余しスマートフォンを取り出す
そこにはメッセージアプリの通知
他校の親友と昨日の夜に
″また会おうね″
なんて話をした返信のよう
″ また会いたいし遊びたいしお泊まりしたいよ!!! ″
″ ほんとすき〜〜〜あいたい〜〜〜! ″
画面越しに元気な声が聞こえて来そうな文面
こんなにも自分を思ってくれる人物がいるという事実に
つい口元が緩んだ
9/19/2024, 12:08:44 PM
「 時間よ止まれ 」
ベッドの天蓋を手でよかし
窓から見える月を見る
綺麗な形の満月
明日はもうこの形ではなくなっている
完璧なのは今だけ
時間が止まってくれたら
明日も見ていられるのかな…
うっとり眺めてあくびをする
微睡む午前2時