NoName

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11/20/2025, 2:24:57 PM

明日、明後日、明々後日、そのまた次の日、またまた次の日…。
一分先だって、いや、一秒後さえもちゃんと予想できないのに、
それよりも先の未来を今から決めたほうがいい、そうすべきだと、
周りの声にかき消される。
そもそも、明日なんて来るのかしら?
それよりも…こんな事を書いた一秒後に、私が消えていたとしたら?

『見えない未来へ』

11/19/2025, 1:51:26 PM

「寒っ」

冷たい風に、思わず声が出る。うう、寒い。
コート着ても手袋着けてもマフラー巻いても帽子被っても、
ときおり強く吹いてくる冷気の固まりには敵わない。
しかし立ち止まるわけにもいかず、「なにくそ」と負けん気を出して大きく手を振りながら歩き出す。
しかし。

「…寒い!」

身体を大きく動かしてほんのり汗ばんでくるくらい暑くなっても、やはり風が吹くと堪らず震えてしまう。
たまに吹いてくる強めの風さえなければいい天気なのに。

『吹き抜ける風』

11/18/2025, 12:20:51 PM

いいこと いやなこと
うれしかったこと かなしかったこと
だいすきだったこと だいきらいだったこと

おもいでぜんぶに火をつけて
とおくとおくのそらへむけて そっとおしあげる

どうか このおもいが
とおいあなたへとどきますように

『記憶のランタン』

11/17/2025, 2:39:43 PM

マフラー、帽子、手袋、コート、
炬燵、ストーブ、ホッカイロ、
温かいココアがたっぷりのマグカップ、
仕上げに冬毛の犬一匹。

これさえあれば寒さも冬もなんのその。

『冬へ』

11/16/2025, 3:11:32 PM

太陽になれなくていいから
君の行く末を明るく照らせなくてもいいから
ただそっと傍にいさせて

『君を照らす月』

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