たまには
たまには、わざと電車を乗り過ごして、
見たことのない景色を旅する。
食べたことのないものを味わって、
話したことのない人と仲良くなる。
いつもそんなこと想像してる。
大好きな君に
私の話を聞いてくれる君が、
お菓子を美味しそうに食べる君が、
負けて悔しそうにしてる君が、
鼻高々に自慢してる君が、
泣きそうにべそかいてる君が、
一生懸命に努力する君が、大好きだよ。
たった一つの希望
いろいろなことが、
酷すぎるくらい偶然に重なって、もう動けなかった。
身体中痛くて痛くて、なにも考えられなかった。
そんな時に差し込んだ一つの光。それは一本の縄となって、金色に輝いていた。
奈落の底に沈みかけた時の、たった一つの希望。
光が眩くて、縄の先は見えなかった。
それでも、その縄を掴むことに、恐怖や不安はなかった。
「ありがとう。」
一筋の涙が、乾いた頬を伝っていた。
欲望
可愛くなりたい、賢くなりたい、あの人と仲良くなりたい、お金が欲しい、才能が欲しい、もっと大きな家が欲しい、もっと友達が欲しい、足が早くなりたい、可愛い声が欲しい、何でもできる天才になりたい、美人になりたい、スタイルが良くなりたい、かっこよくなりたい、あいつを殴りたい、肌がキレイになりたい、色白になりたい、親友が欲しい、人気者になりたい、体力が欲しい、モテモテになりたい、猫を飼いたい、早く大人になりたい、もっと楽しく生きたい、新しい服が欲しい、何でも似合う顔になりたい、サラサラの髪が欲しい、小顔になりたい、細い足が欲しい、目が大きくなって欲しい、あいつを蹴り倒してやりたい、明るくなりたい、コミュ力が欲しい、寒がりになりたい、少食な子になりたい、英語で会話できるようになりたい、いい学歴が欲しい、お金持ちになりたい、成功させたい、兄弟のようになりたい、もっと文才が欲しい、もっと画力が欲しい、色んな場所に旅したい、一人でいたい、あそこに住みたい、あれが見たい、幸せに生きたい、家族の不安を減らして欲しい
遠い場所へ
「あっははは!」
少女は草原を駆け回った。
広く自由な夜空に感動していた。
少女はもっと遠い場所に行きたかった。
誰もいない、誰も知らない、地図にも載っていない。
小さな小さな世界に。ずっと、遠い場所に。