《距離》
…夫と私は距離がある。
夫は私の同僚と浮気しているからだ。
「話しかけるな」「もう見たくもない」
って言われるのも日常茶飯事。
私だってもう決めている。
『夫に復讐すること』を…
四話
ゴーンゴーン
あ、校舎裏に行かなきゃ。…なつ来るかなぁ。
タタタッ
…まだ来てない…ッまっていよう。
五分後
なつ「…わりーな。少し遅れちまった。」
ッなつ⁉︎全然来ないなと思って泣いてたのがバレてしまう
なつ「ん…?どうした?」
クルッ
私の視界が涙で歪む。それと一緒に見えたのはいつもの《なつの心配する顔》。
なつ「はッ?大丈夫か?誰かに何かされたか?」
私「ううん。私、なつに言いたいことがあるの。」
なつ「……あぁ。」
私「私ね、ずっと前からなつのことが大好きでしたッ。」
私ね、ずーっとずーっとなつのことしか見てなかったよ
私「だからッ私と付き合ってくださいッ。」
フラれるのだろうか。そう思うだけでまた涙でいっぱいなつ「ッえ?お前が俺のこと好きだったのか?」
私「…ふぇ?」
なつ「…俺もずっとずっと前から君が好きだよ。」
私「…う、ぇ?//」
なつ「付き合ってください!」
……私、大好きな人に告白されましたッ
《終わらせないで》
お願いです。この世を『終わらせないで』…
私がどんな過ちを犯しましたか?
この世に神様なんていない。そう。全て空想なのだ。
ならばこの世界も空想だったら良かった…
三話
私「定番の告白の仕方。検索っと」
んー?…やっぱり直接にだよね。でも…
自分で呼び出すのは恥ずかしい…そうだっ!ラブレター書こう。どこに呼ぼうかなぁ。校舎裏でいいか。
神田 なつへ
私、ずっとず〜っとなつが大好きでした。初恋です。
昔、自分に自信が持てなかった。でも、その時励ましてくれたのがなつ。あなただった。私、嬉しかったんだ…
『俺は君の笑った顔が好きだから、笑ってくれよ』って
私、初めて心から笑えたんだよ。だからなつに言いたい直接に好きだよって。…放課後、校舎裏で待ってるから
絶対だよ?
こんなんでいいかなぁ。
なつ…絶対来てよっ///
私には大好きな彼氏がいる。でも最近少し冷たいの。
昨日、「私だけをみて」と言ったのに彼に軽くあしらわれた。昨日の夜はずっと泣いた。涙が止まらなかった。
「もう、すきじゃないんだ…」
と、ずっと嘆いていた。
…今起きた。頭が痛い。ただの熱だろう。
…ほらやっぱり《微熱》だ。私は彼に少しでも心配して欲しくてあるLINEを送った。
『熱があるの。しんどいから看病して?』
と、甘えるような言い方で送った。
…3分後…
「やっぱり来ないよね…私って馬鹿みたい。ハハ」
ダダダダダッ
「え」
『ハァハァ熱っ大丈夫っ?っ薬とかハァ買って来たからハァハァ』
「あ、ありがとグス」
『え、何で泣いてんの?アセアセ もう大丈夫だから、ね?』
…やっぱり私はこういう彼が大好きです!