「おはよう」の為に
ゆっくり歩いた登校
結局言えなくて…
仲のいい友達はお休み
1人でいるのが珍しくて
話せたらいいな……なんて笑
1回だけ話しかけた
頬が下がらない…ポーカーフェイス!
小雨が降る放課後
教室から出てくるのを待ってみた
頑張って言ってみよ。
「(先生)さよなら〜」
先生に律儀に挨拶する誠実な人
「バイバイ!」
手を振って、精一杯…
「じぁ〜ね〜」
手を振り返した。
2人だけに聞こえる声で
急に暑くなって、教室に戻った
〜 夏 〜
久しぶり
私の秘密
明日、どう渡そうかな…
少し遅れたバレンタイン
てかそもそも渡せるかな…
全然話したことのない
私の気になる人
「ありがとう」
その一言しか1日は喋らない
この0にも満たない双六
第0歩をどうか無事に…
〜0からの〜
自分の好きだった人と
どことなく昔の親友に似てた友達が
付き合い出した
絶対にないって思ってたのに
友達は私がその人に
恋してたこと知ってた
悲しかったんだ
泣きたくても
背中を貸してくれる人なんて
私には居ないから
好きだった人は私を
「中学が一緒で高校は
仲のいい異性かつ相談相手」
としか見てないんだろうなぁ
教えてやりたい
「私、ずっと貴方のこと好きだったんだよ」
って。
「貴方に彼女がいたから、去年
諦めちゃったけどね」
って。
ずーっと君の恋愛相談を聞いて
「私だから相談してくれてるんだ」
って知ってた。分かってた。
友達として特別扱いされてただけ。
分かってたのに。察してたのに。
私の友達とよく一緒にいるなぁって
廊下で見てたのに。
なにかあるんだろうなぁって……
いざ、目の前に来ると悲しくなって。
辛くなって。泣きたくて。
誰かにこの感情を知ってほしくて。
大好きな友達と大好きだった人が
付き合いました。
その報告を受けたのは
男子数人と女子(私含め)3人
その中に私の気持ちを知ってる人は
誰もいない。
〜遠い日の記憶〜
赤い糸って恋愛観の一つだけ?
友情観の赤い糸が
あってもいいじゃないか。
赤い糸って
運命で繋がってるんでしょ?
それなら
一生の友情も赤い糸があるはず。
もう誰にも
ちゃんとした本音が言えない
絶縁したんだから
自分から離れたんだから
だから元に戻せない友情関係
笑い合いたい、何処か一緒に行きたい
そんな簡単なはずの願望が
叶わない。貴女じゃないとって。
そんなの自業自得だよね。
赤い糸を自ら、切ったのかもなぁ
〜赤い糸〜
ずっと好きだった。
けど未練を残して
「一緒に帰ろ」って言う
君を諦めたはずなのに…
「僕、雨が嫌いなんだよね…」
「私も…嫌いだなぁ…」
そうやって、無自覚に
思わせぶりをする君が
〜天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、〜