男子4人に女子1人
A〜D君とSと名付ける
A君はSを気になっている
B~D君とSは知らない
下校時
傘は2本しかない
S「A君、一緒に入ろ!😊」
SがA君とと言ったのは女子嫌いのA君が
私とは話してくれて信頼出来ると思った
A君は満更でもなさそう
B〜D君はキョトンと2人を見る
B〜D君(まぁいいか、3人で入るか)
S「ほら!雨が強くなる前に行こ!!」
Sはいつも他の女子とやってるように
グイッ!とA君の腕を組んで。
後からSは気づく、これめっちゃ
恥ずかしいことしてるって
大雨の中、階段を一気に下る
勿論、A君とSは腕を組んで
S「それでね〜(*´▽`*)」
A君はSにつられて笑う
A君とSは談笑中
勿論、腕を組んで。
B〜D君はA君が珍しく笑っていることに
とても興味津々←とても鈍感な3人
B〜D君(まぁいっか!( ᐢᢦᐢ ))
雨が止んで傘を閉じたS
A君はさっきまでSと組んでた腕を
見つめている
ちょっと歩くとA君の家に着いた
その間、A君はSを見つめていた
B〜D君(Aが凄く優しい眼差しをしてる)
⬆3人はバカが着くほどの鈍感である
S(さっきからA君に見られてる…
というかめっちゃ目が合う)
A君←無意識である
この日は買ってきた物の贈り合いをする日だった
S「ん〜、私のはA君にあげるよ!」←無意識
A君は真っ先に自分に渡してくれたことに
嬉しくて少し浮いた
S(こんな私でも話してくれて感謝してるし)
「あ、でも、それ(A君にとっては)
興味無いやつだよね?💦」
A君「あぁ。まぁ別に。俺のはSにやるよ」
S「えぇ申し訳ないよ💦!あ、ありがとう!」
B君「んじゃ、俺たち3人で交換しよう」
S「待って、C君が持ってるのって
○○のシリーズ??」
C君「え?あー、うん!そうだよ!」
S「私も好きなの!だから、今回買ってきたの!」
C君「えー!いいなぁ!羨ましい!!」
S「だったら、A君に渡したのC君が貰う?
その方が自分の興味あるやつだし!
A君が良ければだけどね!私、1回渡したから」
A君「あ、あぁ構わないけど(苦笑)」
D君「SはC君の貰わなくて良かったの?
好きなシリーズだったんでしょ?」
S「あ、それ、私持ってるんだ😊」
D君「そうなんだね😊」
贈り合いはこうなった
S→C君 A君→S B君→A君
C君→D君 D君→B君
D君もあのシリーズを知っていたけど
そこまで好きではない
B君の贈り物はA君が好きそうなゲームもの
D君もゲームで使用するものだった。
Sの家は途中からみんなと別の道
その道中で贈り物の中に入っている
手紙を開けて読んでいた。
贈り物はSが好きそうな文房具
手紙には、A君を一気に意識してしまう文章
これを渡す前、A君はちょっと待っててと言い
書いたに違いない、紙が少し濡れている。
【手紙の内容】
きょうはありがとう
みずに濡れないように入れてくれて
Sとの会話がとっても楽しかったし
すごく面白かった
またキミと話したいです
なんで文がズレてるんだろうって疑問に思った
ズレてる意味に気づいた時
赤い夕日が私の顔を隠してくれた。
【完】
〜 麦わら帽子 〜
今日の放課後は言えないかな
なんて思っていた
やけに目が合う君と
少し動揺してしまう
滅多に目が合うことなんてないのに
もしかして…言わわれ待ち?
廊下に出てみた
すれ違う瞬間に
聞こえなくてもいいから
ものすごく小さな声で
「バイバイ」
すると振り向いて
カバンの下で''バイバイ''って
手を振ってて
私の声を拾ってくれた…
周りに気付かれないように
応えてくれた…
〜 窓越しに見えるのは 〜
朝
「おはよう」って言えないかな…
登校のタイミング合わないかな…
そんな事を願いながら、登校した。
校門前、自転車で来る姿を見た
玄関で挨拶出来るかも……!
いつもより足取り早く玄関へ
言えるかも、間に合えたかも。
心臓の音が…止まない
「おはよう」
必死に出た声、変じゃないかな…?
「おはよぅ」
先に着いた貴方は振り向いて。
この先の声が出せなくて
話したい…でも…心臓が持たない…
放課後
帰るタイミングが同じ
友達も貴方の友達もいる
「バイバイ」なんて言えないよね…
友達と駐輪場に向かった
貴方も同じ道へ
その近くには他クラスの女子達
言えないか〜って諦めそうだ
自転車を持って駐輪場から出てきた
目が一瞬だけ合った
手を振るだけでも……
小さく手を振ってみた
貴方も小さく手を振り返した
少しでも近づきたくて
でも心臓の音がうるさくて
気持ちがぐんぐん上がってく。
〜入道雲〜
「おはよう」の為に
ゆっくり歩いた登校
結局言えなくて…
仲のいい友達はお休み
1人でいるのが珍しくて
話せたらいいな……なんて笑
1回だけ話しかけた
頬が下がらない…ポーカーフェイス!
小雨が降る放課後
教室から出てくるのを待ってみた
頑張って言ってみよ。
「(先生)さよなら〜」
先生に律儀に挨拶する誠実な人
「バイバイ!」
手を振って、精一杯…
「じぁ〜ね〜」
手を振り返した。
2人だけに聞こえる声で
急に暑くなって、教室に戻った
〜 夏 〜
久しぶり
私の秘密
明日、どう渡そうかな…
少し遅れたバレンタイン
てかそもそも渡せるかな…
全然話したことのない
私の気になる人
「ありがとう」
その一言しか1日は喋らない
この0にも満たない双六
第0歩をどうか無事に…
〜0からの〜