「イベントを開催する場所まで
道が分からないから一緒に行かない?」
そんな話は嘘で会話がしたかっただけ。
私に合わせることが多いような貴方
「迎えに行くよ」
そう言う貴方の本心が知りたい。
「一緒に行く予定だったお友達さんはどうなったの?」
「行くの微妙らしい…」
私がいるから行きずらいかな…
それとも友達は来る予定すらなかった…?
勘違いと思わせぶりが空回り
まだまだ青いな。
こんな時間を過ごすということは。
〜 青い青い 〜
甘くて切ない恋模様
田舎の雪景色が広がる夜
学校帰りにゆっくり降り積もる雪
片耳には好きな曲を流して
妄想の世界に浸る
もしこの空間に貴方といたら
どんなに幸せだろうかと。
もし貴方にここで会えたら
どんなに舞い上がるだろうと。
そんな妄想をするのが好きではあるけど
現実はそんなことが起きなくて
冷たい雪は私の身体を寒くする。
〜 sweet memories 〜
新しい恋のお話
最近気になり始めた、貴方の存在。
授業終わりに、貴方の後ろで友達と話していた。
そしたら、私の声に気づいたのかな?
振り向いて、手を振られて、振り返した。
探してたのは私だけじゃなかったのかな…
少しホッとして、急に照れそうになる笑
昨日も授業終わりはみんな帰る支度だったけど
私は授業だったから貴方を探しつつ、急いでいた
そしたら、貴方を見かけて、飲み物を飲みながら
いつも私が座っていた席を眺めていた。
そこには私は居ないよ、ここだよって言いたい。
勘違いだったら恥ずかしいけど、
あんなあからさまに周り、というより
いつも私がいた席を眺めて、周りを見渡すから
探してくれてるのかなって。なんて。
今日、初めて、一緒に帰った。
帰り道、真っ直ぐか曲がるかどっちだろう?
ここでお別れかなって。
そしたら貴方は「どっちに行くの?」
私はいつも真っ直ぐ行くよって言った。
「それじゃ、真っ直ぐ行きますかー」と貴方が応える。
何それ。合わせてくれたの。勘違いするから。やめて。
照れるのを隠す勢いで
それじゃって、しょうがない一緒に行ってやるかーみたいな言い方だなぁ笑 ちょっとムカつくなぁ笑笑
「笑笑 ムカつくの?笑」
うん、ちょーっとムカつく笑笑笑笑(冗談ね)
「そうなのかぁ笑」
私の顔色を伺うみたいな言い方じゃん。
ねぇ、本当に勘違いさせに来てるよね?
それとも………違ったりしますか?
〜好きになれない、嫌いになれない〜
今日の放課後は言えないかな
なんて思っていた
やけに目が合う君と
少し動揺してしまう
滅多に目が合うことなんてないのに
もしかして…言わわれ待ち?
廊下に出てみた
すれ違う瞬間に
聞こえなくてもいいから
ものすごく小さな声で
「バイバイ」
すると振り向いて
カバンの下で''バイバイ''って
手を振ってて
私の声を拾ってくれた…
周りに気付かれないように
応えてくれた…
〜 窓越しに見えるのは 〜
朝
「おはよう」って言えないかな…
登校のタイミング合わないかな…
そんな事を願いながら、登校した。
校門前、自転車で来る姿を見た
玄関で挨拶出来るかも……!
いつもより足取り早く玄関へ
言えるかも、間に合えたかも。
心臓の音が…止まない
「おはよう」
必死に出た声、変じゃないかな…?
「おはよぅ」
先に着いた貴方は振り向いて。
この先の声が出せなくて
話したい…でも…心臓が持たない…
放課後
帰るタイミングが同じ
友達も貴方の友達もいる
「バイバイ」なんて言えないよね…
友達と駐輪場に向かった
貴方も同じ道へ
その近くには他クラスの女子達
言えないか〜って諦めそうだ
自転車を持って駐輪場から出てきた
目が一瞬だけ合った
手を振るだけでも……
小さく手を振ってみた
貴方も小さく手を振り返した
少しでも近づきたくて
でも心臓の音がうるさくて
気持ちがぐんぐん上がってく。
〜入道雲〜