次郎くん

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4/14/2024, 1:38:29 PM

僕はあなたになんか頼りません。大嫌いです。
裏切られたからです。
それなのに、僕の大好きみなこちゃんは、
あなたのところへ来週旅行へ行くのだそうです。
ぼくも行きたいのはやまやまだけど、
あなたが怖いのです。
頼らないって言っちゃったけど、
嫌いとも怖いとも言ったけど
どうかお願いします。
みなこを楽しませてください。

神様へ

4/7/2024, 10:43:10 AM

全身真っ赤な可愛いあの子は遠い遙か彼方の明明後日の方向に消えましたとさ。
そしてそして、私は後ろしか向かないから笑えませんし、悲しみもしませんでした。
でも空は暗くなりましたとさ。

沈む夕日

3/31/2024, 10:11:47 AM

「汽車が行っちまうぞ!いいのか!?」
「いいよ!あの子なんてもういいさ!」
でも汽車まで走る。足元にあったのだ。
ラブリィハンカチ手に取って、
気づくとそれは、 高く飛ぶ。
あの子はやっぱり気づかない。
僕も変わりたいさ。「…どーかお幸せに!!」

幸せに

3/29/2024, 12:58:08 PM

馬車の外から聞こえる黄色い声に包まれ、
王子様と微笑み合いながら、
立派なお城へ幸せと共に運ばれていく。
今も明日も明後日も楽しみでしかたない。
そう思ってそうな、素敵な笑みだった。
埃被った本を閉じて、聞こえるのはやはりお母様とお姉様の罵倒だった。窓から見えたのは、星に囲まれたお城だった。でもこれで充分なんだ、もう。

ハッピーエンド

3/28/2024, 1:37:42 PM

可愛かった。愛しかった。そいつと見つめあうと、目を背けられなくなった。そして、そいつ中心の生活になってしまった。もう、戻れない。戻りたくない。そいつに私は狂わされていることを知っていても無理である。そいつの名前は猫である。

見つめられると

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