星になる
いつか私もあの星に
輝き放つ、あの星に
手が届かないのは寂しいけれど
照らす光になりたいな
冬の足音
さくっ。
初雪を踏みしめる音はどこか冷たくて新鮮だ。
歩いた場所には足跡だけが残る、真っ白なキャンバスを彷彿とさせる。
狐も兎も栗鼠も忙しなくキャンバスを駆け巡った跡があちこちに広がっていた。
今年の冬はまだまだ長く長くなるだろうと沢山の食べ物を探して、家族と過ごすのだろうか。
足跡を見てまた春に会おうねと私は呟いた。
贈り物の中身
世間ではクリスマスマーケットが開かれ、華やかなイルミネーションに照らされる人々を眺めていると自然と年末感がする。
私はずっと贈ってもらっていたから今年からは無いらしい。かといって贈る相手もいない。
多少友達にお菓子をあげるつもりだが、恋人と過ごすことはないだろう。
でもいい。クリスマスの過ごし方なんて人それぞれだ。
それに、今年は推しと過ごすつもりだから大丈夫だ。
昔とは違ってもう皆忙しいから家族並んで食事は取れないけれど、弟はまだ輝かしい瞳でプレゼントを待っているのだろう。
その笑顔が家族皆にとっての贈り物なのかもしれない。
凍てつく星空
塾からの帰り道でふと見上げた空は
あまりにも暗くて、少し寂しく思った。
田舎とはいえ街頭が眩しくて星が見えないのだ。
人々は白い息を吐きながら星なんて気にせず家に逃げ帰る。
私はこの時間が好きだ。
凍てつく空気は勉強で凝り固まった脳をほぐしてくれる気がするから。
星の存在が人々の記憶から消えてしまわぬように、私は今日も星を眺める。
星だって生きているから、今日の光はもう明日にはないかもしれないから、ここにいると懸命に輝く光を私は見つけてあげたい。
君と紡ぐ物語
私は人と関わるのが好きだ
でも、傷つくのは嫌だ
そんな曖昧な思いでここ数十年生きてきた
もしこれを読んでいる"君"がいるのなら
私は君と話がしたい
作品では私の一方的な語りにすぎないけれど
それを君が読んでくれたならそれは話となる
そしてもし君が作品を創り、それを私が読んだなら
それも話となる。
そうやって私は君と物語を紡ぎたいと考えている。
こんな私でよければ話をしようじゃないか。