るに

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11/12/2025, 1:45:37 PM

少しの疑問や不断が
道をどんどん複雑に作り替えていく。
心の迷路に迷ってしまえば
もうおしまいだ。
最初は1本の道なのに
どんどん枝分かれしていく。
行き止まりもあるし、
罠もたくさんある。
たまにジャンプしたら越えられそうな
低い壁と
安全ロープ無しで登るのが怖いくらいの
高い壁がある。
低い壁は乗り越えるのが簡単だ。
でもその後の道は罠だらけで
針が無数に散りばめられている。
チクチクと刺してきて
痛くて痛くて
上手く呼吸ができなくなる。
高い壁は乗り越えるのが困難だ。
でもその後の道は何も無くて
深いため息をつくことも、
痛い思いをすることもない。
迷路なんだから
ゴールはあると思うかもしれない。
でもそれは違う。
いつの間にか戻っているんだ。
見覚えのある通り道を
また通ってしまう。
誰かに焦がれ憧れ、
しかし挫折した道を。
"Good Midnight!"
恋に焦がれ、
大きな存在に圧倒され絶望し、
また迷路は複雑に
しかし何処か単純になっていく。

11/11/2025, 3:21:06 PM

ティーポットから
ふわっと香るのは
いつもの湯加減の
いつもの紅茶。
真夜中に映える真夜中の紅茶。
トトト…と注いでいくのは
持ち手が少し欠けたティーカップ。
揺らして混ぜてやると
月と星屑が紅茶に浮かんだ。
今日は月がありながら
星も綺麗なんだね。
なんとなく紅茶に話しかける。
最近は曇りやら雨やらで
星も月も久しく見ていなかった。
久々の月と星が紅茶越しでよかった。
今夜の紅茶はいつもより藍色が深くて
本物の夜空みたいだったから。
数口飲んで
あとは一気に飲み干した。
まろやかで品のある味。
でもどこか足りなくて
ぽっかりと穴の空いたような味。
"Good Midnight!"
あんまり文句は言っちゃあ不味いね。
ベッドに飛び込んで
身体を丸めて目を瞑る。
今日もいい真夜中だった。
明日もきっと。

11/11/2025, 3:01:55 PM

ねぇ私、どこへ行こう。
一人取り残されたような
そんな狭間の中。
新しいお題。
上に迫る灰色の文字。
私はここにお題としているのに
なんで新しいお題なんか出てくるんだろう。
きっと私は忘れられちゃったんだ。
だからここにいるのに
新しいお題がいて
私は早々に片付けられて、
さっさと次へ。
私、どこに行ったらいいんだろう。
どこなら受け入れてもらえるんだろう。
どこなら
この冷えきった私というものを
温めてもらえるんだろう。
"Good Midnight!"
一人布団にくるまった。
この冷え切った夜に。

11/10/2025, 1:55:24 PM

愛に飢えていた。
寂しくて、
誰かに抱きしめてもらいたくて、
暖かい人の温もりが欲しくて。
毎日苦しい。
何回友達とハグをしても
満たされる気配はなかった。
この冷たい日々の中で
はたして私は温もりが感じられるのか。
夜になるとより一層寒くて
寂しくて、
一晩中泣いた。
泣いて乾いたところが冷たくて
また泣いた。
涙が枯れることはなかった。
ここじゃないどこかに
行ってしまいたかった。
友達でも家族でも
連絡を取り合うというのは楽しい。
人がすぐそこにいて
本当に話してるみたいで。
だから私は連絡も枯れなかった。
ずっと文字を打っていたい、
ずっと話していたい。
"Good Midnight!"
そのうち自分に疲れて
他の人も離れていって
結局ひとりぼっちで
寂しくて泣いて、
隣で慰めてくれる人は
いないんだろうなぁ。

11/9/2025, 3:34:08 PM

自分を甘やかす時。
自分を制する時。
切り替えという行動があるんじゃない。
常にその2つは共存している。
いや、共存できているフリをしている。
心の境界線では
この人のこういう所が好きだ。
こういう所が大嫌いだ。
たくさん寝ていたい。
やることが山積みだから
寝てる場合じゃない。
そんな真反対の意見が
キッパリと分かれていて
たまに境目で交差して曖昧になる。
分かれているから
一見共存しているように見えるが、
曖昧になる「たまに」の頻度が
ものすごく多い。
もうたまにではない。
やっぱり…、でも…。
優柔不断で毎日が別人だ。
自分をシュガーのように
甘々にする日もあれば、
自分を紐で締め上げるように
制御・操作する日もある。
バランスが大事だっていうのに。
"Good Midnight!"
でもそんな2つで1つな心の
目指す場所はいつも同じ。
絶対にブレないし、
ここだけは
優柔不断ではいけないと感じている。
「人生をほどほどに生きる」。
それは甘やかすことでも
制することでも
達成することができる。
自由気ままで
私にとっての幸せが生まれる気がする。

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