題 : 今年の抱負
看護師を目指す私は、4月に看護学校へ入学する。これまで通っていた高校とはまるで違う環境になり、勉強も段違いに難しくなるだろう。
私は、『口達者』だ。
いつも口先だけで、結局は行動に移すことが出来ない。それは分かっていて、直さないといけないと思うがそう簡単に直せるならどれ程良いのか。
新たな環境になり今までとはまるで違う生活になると思うが口先だけの人間でなく、きちんと行動出来る人間になる事が抱負である。
題 : 良いお年を
年越しには、いつも蕎麦を食べる。今年もまた、母が湯掻いた蕎麦と祖父が揚げた天ぷらを食べた。
かぼちゃの天ぷらに大きな大根を削って作ったおろしをのせ、醤油をかけて頂く。大根の甘みと醤油のなんとも言えないあの味が大好きだ。
「明日は正月だし蟹を食べるぞ。」 祖父が言った。
あぁ、明日はお年玉に餅、おせちや蟹、楽しみな事が沢山ある。待ち遠しくて仕方ないな。
皆さん、どうか良いお年をお過ごしください。
題 : 1年間を振り返る
この1年間で私は大切なことを学んだ。
年の初めに友人のAと喧嘩をした。どちらも悪いところはあったが私は自分は悪くないと信じて疑わなかった。
結果、Aと私は絶交という手段を選ぶことになった。
はなから、相手を避難してばかりでは元の関係に戻ることは出来なかった。それが分かったのはAとの関係をたった後だった。
『本当に大切な物は失った後で気づく』という言葉を聞いたことがあるが、それはつまりこういう事だった。
その後、Aとは本音で話し合い友達に戻る事が出来た。以降、相手を避難する前に、自分の非を認めることが大切だと私は心に刻んだ。
題 : みかん
庭先のみかんが沢山実った。まだ収穫時ではないというのに、祖母はいつもとってきてしまう。
『おばあちゃんへ
みかんはまだとらないで下さい。』
入院中の祖父がそう綴った手紙。その手紙をテーブルの上に置いた。祖母はその手紙を声に出して読み始める。
「…なんて書いてあるのか分からない。こんな字は知らない、読めない。」
簡単なひらがな。しかし、認知症の祖母にはこの簡単なひらがながどの様に見えているのだろうか。この当たり前の日常をどう捉えているのか。祖母を見ていると言い表しようのない複雑な気持ちになりグッとこらえる。
題 : 冬休み
やはり今年も終業式は大荷物を抱えることになった。
「次は何日か前から持ち帰るもん。」
小1から高3まで一体何回この言葉を唱えたのか。