Open App
11/26/2025, 12:37:27 PM

時を繋ぐ糸

ATGAGTCGTAGTCCGT....
どこまでもどこまでも続いていく
私の遺伝情報
私は、どこからきて
どこへ行くのか

ソレは、分からない

ただ、私を作ってるこの文字列がどこから来たのか知っている

私を作るもの

私がコレから作っていく家族
そして、繋がっていく
どこまでも

時がどんなに流れて
家族が居なくなっても

家族の欠片は、私の中に残ってる

この長い文字列の中に
このまわる螺旋の中に

目に見えないこの糸がずっとつながっている
私の知らない先祖へ

11/25/2025, 2:21:47 PM

落ち葉の道

僕と君の秘密をこの落ち葉の道に隠そう
誰にも分からないように
いつか
虫たちが落ち葉とともに食べてしまって
骨だけになって
骨も風雪で朽ちて

それと分からない
ただの土に還るように

この道も誰も通らねば
藪となり

道も消えるだろう

僕と君の秘密

生きるのが辛くなった僕らが山中で心中を計画して
僕らの死体を落ち葉が埋めてくれる

君に毒を盛ったコトを
君は、許してくれるだろうか

先に死んだ君を僕は丁寧に埋葬するよ

動物に食い荒らされぬよう

ボクのもう何も映らない見開いた目の
その瞳孔が開いて、乾いていく肉体の上に落ち葉が降り積もる

君を殺して、自殺した罪深い僕の上に
落ち葉は、優しく降り積もる
ーーーーーーーーー
やわらかい地面の下。
私は、静かに掘り出されるのを待つ
私のスマホも一緒に埋められたようだ。
地中にあるスマホって
探し出せるのかな

山の中へ入ったら
ゆっくり説得しようと思ってたのに
毒を盛られてたなんてね

『集団自殺希望者を説得してみた。』ユー◯ューバーとか
なんで挑戦しちゃったんだろ?

11/24/2025, 11:05:56 AM

君が隠した鍵

私は、よく鍵を無くす。
職場のロッカーの鍵
自動車のキー
仕事まず行けなくなるというのがかなり困る
タクシーを呼んだり
どうにか
なんとか
出勤する。

鍵を定位置に置かないから

って。
言われるんだけどね。

そういう時は、神様とか何か大きな存在が鍵を隠したんだと思うことにする。

私がいつもの時間に行くことで苦難と出会わないように

もしかしたら

誰か特別なー君が私の鍵を隠してしまったのかも
君に出会うきっかけなのかも

そう思うことにしてる。

ずいぶん遠回りな言い訳

11/23/2025, 12:55:24 PM

手放した時間

二人いる子供を小学校と幼稚園へと送り出すと
ようやく
子どもたちのペースで回ってた時間が
私の元に、私のペースに戻ってくる

乳幼児期の繊細で一時の油断も命取りとなる時期も終わり

ママ、ママーと依存的だった時期も終わり

『子育てなんかムリムリ』
『自分の時間が無いなんて』
『よく頑張れるね』

独身主義の友人や、子どもを持たない主義の友人たちの嫌味や冷笑をかわし

子どもたちを手放してる時間

ぼんやりと思う

私は、自由を手放してたのだろうか

子どもたちが今居ない
この時間の
不意に感じる寂しさや

なにか決定的瞬間を見逃してるんじゃないかって
漠然とした不安。

子どもが好きだからじゃない
我が子だから感じる特別な感じ

子どもを持ちたくない派友人に
『ちょっと、何言ってるか分からない』
って言われちゃいそうだな

苦笑する。

帰ったらいっぱい抱きしめて話を聞こう
たどたどしい話し方は、いつまで聞けるんだろう
突然普通に話すようになっちゃうのよね

上の子の話し方がいつの間にか小学生らしくなっちゃって
下のこの母子手帳の記録が上の子より雑で
歯がいつ生え揃ったか

記録してなくて、1歳半健診で絶望したっけ

自由を手放してた時間。
手に入れたものがどれくらい価値があるのか

絶対的な数字には、出来ないけれど

私の主観では、『かけがえない時間』



11/22/2025, 12:46:19 PM

紅の記憶

誕生日ケーキ用のロウソクを買った。
今は、色んなロウソクがあるな~とケーキ屋で思った。
数字の形のロウソク
カラフルなロウソク
少し大ぶりなもの、などなど

そんな中に、色の炎が変わるロウソクが有った。

赤色のロウソクには、赤い炎が灯る
青色のロウソクには、青い炎が
緑色のロウソクには、緑色の炎が

どんな感じなのだろう。

好奇心から買ってみた。

美しかった。
本当に美しい光だった。

赤い炎をじっと見つめた。

赤い、赤い、紅い・・・
グラッと頭に何かが呼び起こされる気がした。
美しいけれど恐ろしい記憶が呼び起こされる。
火事?
火事なんか見たことも無いのに?


怖い!!!!

私は、慌ててそれを吹き消した。
人間の根源的な炎に対する恐怖だろうか
身体がブルブルと震えた。

Next