No Name

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7/17/2023, 3:28:27 PM

こどもは
ゾウが自分の重さで
跪いてしまうことはないのか
尋ねました

祖母は寝たきりでした
それは重いからだを
もはや一人で支えられないから

それなのに
私のまだ若い未熟な心はおもい

精神は歳を重ねるほど
目を瞑るたびに、
だんだん軽くなるのではないでしょうか

馬鹿は、口々に言う、かわいそうだ、と。
すっかり軽くなった
その心で。

勘違いもはなはだしい

私の心はおもくあり続ける
たとえその重みで
果てようとも

6/5/2023, 3:24:19 PM

「みんなが見てるのは私が演じている私で、
ホンモノの私は違います」なんて言う
演じていると思い込んでる外面も本当の自分で、
それでも、カッコつけて、単純な矜持の為、
あたかも暗い面を持った分厚い人間のように振る舞う
捻くれた私は、彼らを見るたび、哀れんでいる。

6/1/2023, 3:55:08 PM

とんがるこころがとんがって
からだのなかをあばれまわっている
よけいなぼくのくちごと
そのはりでぬいあわせてくれよ

5/22/2023, 4:45:06 PM

布団に入る
ふと、思い出す
明日のバイトのこと
忘れかけていたこと
めざましのこと
あの子のこと。
押し寄せてくる不安は濁流のよう
もう疲れた魚は押し流されてしまう
どこまでも

5/17/2023, 2:32:08 PM

夜というのは不思議なもので,
それは僕の前にも後ろにも,どこまでも広がっていて
僕を手招きするかのようです.
それでいて部屋の隅の方を見ようと目を凝らした僕を,
またこころに閉じ込めてしまう.

壁の向こうから聞こえるあの子の泣き声も
この夜の前では何の意味もなく
少しずつ消えるのを待つだけなのです.

気がつけば,轟々と鳴り響く夜の音.

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