8/30/2025, 10:00:07 AM
心の中の風景は
今の私が見ている風景のすぐそこに貴方がいる、
そんなありもしないもの
それはいつまでも心の中にだけ存在する風景
許されざること
知られてはいけないこと
何気ない日常であろうと
旅先の見知らぬ街でも
横断歩道でも
海でも
貴方が隣に居たら
そのすべてが
どんな風に見えるか
って
8/24/2025, 1:22:23 PM
見知らぬ街
それは、貴方の住む街
こんなとこあるんですね、
と私が呟くと
うん、俺も最近知った、
と答えた
奥様とよく来られるんですか、
とは呟けずに
少し開いたままの口へ
ペットボトルを近づける
緊張で乾いた口の中が
ほんの少し潤う
どう?最近は
といつものように呟いた声に
妙に懐かしさを感じて
つい頬が緩む
それに気付いた貴方はまた、
ニヤリと笑って
なに、
と呟いた
ふふふ、と笑うと
ふふふ、って、と真似をされた
終わるのが惜しい
8/15/2025, 12:47:51 PM
もうさ、惚れないわけないんだよ
貴方という人に
人として、ほんとうに惚れてるんだよ
ああ、馬鹿になって
「え?????めちゃくちゃ惚れてるけど!!!!!!!」
って言っちゃおっかな
あーあ。
8/9/2025, 11:52:49 AM
19:48
問題のない時刻
見慣れた車からの見慣れない景色
これは偶然
これはどう考えても偶然
指摘されるような問題は一切無い
ハンドルを握る貴方のただの気遣い
少しの無言が心地悪い
何か話さなきゃとぐるぐる考えても言葉に詰まる
赤信号で止まり、少しして貴方の声がした
「あと30分くらい、です」
「...はい、なにとぞよろしくお願いします...」
あと30分も一緒に居られるのかあ、
そんなことを考えた
顔が熱くなりそうで貴方にたずねる
「窓少し開けてもいいですか」
「うん」
青信号に変わりゆっくりと動き出す
生温い風を感じて
貴方の隣を感じた
7/31/2025, 9:05:32 AM
熱い鼓動
それは、
会いたい人に会う直前までのこと