6/18/2024, 1:33:38 PM
底が無ければ
止まることなく
どこまでも
いつまでも
落下し続けていく
落ちていくことを
楽しんでいるかのように
もしも突然、底が現れたら
跳ね返るのだろうか
弾け飛ぶのだろうか
一瞬にして砕け散るのだろうか
この思いは、どうなるのだろうか
6/17/2024, 6:42:26 AM
また1年経ったときに
今の激動を懐かしく思うのだろう
今だって1年前を懐かしく思う
早いなぁ、とも思う
だからきっと今のことも
そうなってくれるだろう
その為に今を生き抜くのだ
6/11/2024, 3:03:54 PM
街で見かけたアイツは
自分には見せない笑顔で
大事な彼女に手を繋がれ
猫を被っていた
俺は嫉妬している
きっと俺と会っているときの方が
アイツの本性が現れているという自負があった
けれど思い返せば
あんな無邪気な笑顔を俺には
見せるはずがなかった
ああ、くそっ。
今すぐぶっ壊してえ。
そんな猫被りの笑顔なんて
作れなくしてやる
6/9/2024, 12:25:51 PM
カーテンを開ける音がした気がした
直後にまぶたの先に光を感じた
ゆっくりと目を開けると
まだ見慣れない天井だった
あ、そうか、泊まったんだった
宿主の姿を完全には開き切れない目でやっと探すと
先程カーテンが開かれた窓際に立ち眩しそうにしていた
「まぶしくないの」
起きたばかりの掠れた声でつぶやくと
「まぶしいね、おはよう」
とこちらを振り向きながら答えた
私にはその笑顔が眩しかった、なんてね
「おはよ、」
と眠い目を擦りながら返すと
宿主は私がまだ重い頭を沈めている枕元に膝をつき
髪を撫でてくれた
まるで朝日の温もりのような穏やかな手で
6/8/2024, 2:08:37 PM
昨年の今日も「岐路」という題で
言葉を綴っている
昨年の今頃も
今年の今も
私はまた、
人生の特に仕事における岐路に立っている
ひとつ歳を重ねるごとに
ひとつ大きな経験を積んでいく
毎日必死だ
毎日ヘトヘトだ
有難い、貴重だ
そう言い聞かせて乗り越えていくしかないのだ
自分で自分を応援するしかないのだ