いつもの
ブカブカとした服じゃなくて
きっちりとした
スーツを着て
香水をつけ
カバンをとって
家をでる
『今日は大好きな、あの人とのディナー』
今日は特別な夜だから
うんと
おしゃれしなきゃね
海の底になんて
一筋の光なんてなくて
きっと
辺り一面真っ暗なんだろう
そんな何も無い
真っ暗なところで
×にたいな────。
なんて
考えてた昔の私
娘をさずかって
新しい家族ができて
楽しい毎日
昔の私の考えと
今の私の考えは
正反対
君に会いたくて
思わず走り出した
君と出会った場所
君と行ったあの場所
君に会いたくて
色んなところを
走った
『会える訳ないのに』
だってもう
君は居ないから
『ほんと、なんで置いていくのかな、、』
ある少女は
一人
崖の上から
そう
呟いていた
『君に会いに行きたくて、、』
来ちゃった
そう小声で呟いた瞬間
#閉ざされた日記
引っ越しの準備をするために
荷物整理をしていたある日のこと。
クローゼットの奥から
日記がでてきた。
『小学生の時から高校生まで書いてた日記、』
懐かしいな、
高校生の頃
この日記が無くなって
必死になって探したな、笑
『、』
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今日も朝からしんどくて
でも親に言っても
『行ってきな』と言われるだけ
少しぐらい心配して欲しいな、。
教室につくと、目の前には
女の子と男の子が二人ずつ
私の目の前に立って
バケツにいれてある
水をかけてきた。
小学4年生の頃から
私に対する虐めがはじまった。
毎日行くのがしんどくて
親に言っても何も話を聞いてくれなくて
先生もあまり対処してくれなかった。
ペラッ
ページをめくる。
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中学にあがった
虐めのせいで
私は学校に行けなくなった。
親にも先生にも迷惑かけたな、笑
虐めによるトラウマのせいで
美容院にもいけなくて
学校にも行けない
人間不信になって
すごくメンタルてきにもしんどかった、。
『今はもう、』
素敵な人と出会って
会社も就職できて
先輩たちもとても優しい。
昔の私に伝えれるなら
『しんどいことがあったらきっと』
いや
絶対
楽しいことが
訪れるよ
木枯らしの風が吹き出したら
冬が来たなって
感じますよね