9/2/2023, 2:27:54 PM
こつこつと扉をノックする音が聞こえる。
薄暗い張り詰めた空気を揺らしながら近づいてくる。
感じ慣れた気配に触れて、やっぱり遠慮という言葉を知らないのだろうと甘い溜息をつく。
ただじっとこちらを見つめてから、マッチを擦る。
久しぶりに灯る蝋燭。
もっと大切にするんだよと、
お月様みたいなランプシェードを被せてくれる。
部屋にこぼれた君の柔らかい声を一つ一つ拾いながら、今日も私は、その優しさに壁が蕩けていくのに
気が付かないふりをしている。
心の灯火
9/1/2023, 1:55:46 PM
5時間とちょっとかけて
やっと触れた、恋の言の葉を乗せた紙飛行機
さあ、どうしよう
もう勇気の欠片は使い果たした
開けないLINE
9/1/2023, 3:13:26 AM
完璧な人ってのがもしいるとして
みんなそいつになったとして
僕はその中からどうやって君のこと見分ければいいのさ
不完全な僕
8/30/2023, 2:24:00 PM
甘いシャワーを纏って
淡い記憶をかき混ぜて
気分も自分も騙してしまうの
香水
8/29/2023, 2:50:16 PM
言葉はいらない、ただ…
ただ、
こんなふうに君とリビングでだらだらする
日々の何気ないひとときが、
何の対価を払わずとも
傍に居ることのできる時間が、
目が合って
少し驚いたような顔をして
くしゃっと笑うその仕草が、
僕だけのものならと思ってしまったんだ。
言葉はいらない、ただ…