8/21/2023, 2:22:56 PM
小さな世界を飛び出して
自分の羽で空を縫って
最期はいつまでも綺麗な星になりたい
鳥のように
8/21/2023, 1:13:42 AM
あのねって言葉の続きをまた見失って
髪を乾かしてくれるひとがいなくなっただけって
そう思うことにしたんだ
あのさって言葉の残りはもう砕いて
いいカノジョのまま終わりたいなんて猫かぶって
結局空回りして薄くなる
17cm高い君の後ろ姿
追いかける私の言葉
髪質も猫の下もどうだっていいだろうけど
たった4文字だけ待って掴んでほしい
大好き、
さよならを言う前に
8/19/2023, 2:08:16 PM
「さて、今日はどんな色にしようかな〜…」
ぽとりと呟きながら絵の具を混ぜる。
群青色をベースに、微かに紫を感じられる淡く爽やかな色が浮かび上がった。
満足して、雲の入ったガラス瓶に手を入れる。
久しぶりにグラデーションの雲にしようと思い立ち、
薄紅色から朱色まで、鮮やかな色々を乗せる。
そして、どこまでも続く広大なキャンバスに筆を滑らせ、仕上げには雲をそっと浮かばせた。
うん、今日も最高傑作。
空模様
8/18/2023, 12:50:50 PM
ねぇ先生、
自分の見た目を知る術がなければ
私たちは人の容姿を羨ましがることは
なかったのでしょうか。
鏡
8/18/2023, 1:38:36 AM
ニュースが流れるテレビ
味の薄い夕食
広すぎるセミダブルのベッド
静けさみたいな霧に覆われた部屋
慣れたはずの生活に
いつまでも違和感を覚えている
頭にしがみついている歌を口ずさみながら
甘さを忘れたココアを作る
明日になれば忘れるかもしれないし
明後日になれば新しい何かに期待を寄せるかもしれない
半年経っても、思い出はこんなに綺麗なままだけど
いつまでも捨てられないもの