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8/23/2021, 5:10:37 PM

不意に生きていることが嫌になって
海へ向かって歩みを進めた

波が足を掬おうとするけれど
私は何も思わない

楽になりたいという気持ちが
頭の中を占領する

後ろから何か聞こえてくるけれど
波に身体を委ねた私には
そんなことすら気にならない

もう全てを終わらせたいから

8/22/2021, 7:00:14 PM

誰もが他者に放つ言葉の意味は逆さまで
そのことに誰も詮索しないから
そのままの状態で生きている

それしか社会を生き抜く術などないし
楯突くことがあれば
周囲の他者は皆敵になる

子どもが大人の世界を生きるには
嘘の世界を知り
嘘をまるで真実のように語り
真実を葬り去らなくてはいけない

それがこの世の中のルールであり
誰も口にしてはいけない真実なのだ

8/21/2021, 7:55:08 PM

鳥のように
大空を自由に羽ばたけたら
どれだけ幸せだろう

この世に産み落とされてから今まで
ずっと鳥籠の中に閉じ込められて
周囲の景色は変わらず刺激もない毎日で
ただ観賞用として見られている私は
死ぬまでの時間を考えることしかできない

神様が本当にいるのなら
ここから出してと言いたい

何も変わらない世界から
自由な世界へ飛び立ちたい

8/20/2021, 6:00:15 PM

さよならを言う前に
共に過ごした日々を過去としてから
私とは別の世界へ早く行ってしまって

私も何もかもを過去として
新しい別の世界で生きていくから

だからどうか
もう戻ってこないで

二人の間にあった愛は
過去という場所にちゃんと存在したから

8/19/2021, 6:25:22 PM

夏特有の青空は
炎天下だというのに
何処にでも
行けそうな気持ちにさせる

それはまるで
子どもの頃にタイムスリップして
今から少し遠い場所へ
遊びに行くときのような

けれどそんな気持ちなんて
端から無かったかのように
青空は重たく厚い雲に覆われる

だからといって
悲観的な気持ちにはならない

雨足が忙しなくなって
17時まで仕事の筈の親が
16時頃傘を片手に足早で
お迎えに来てくれるような
ちょっぴり擽ったくて
焦れったい気持ちを思い出させる

夜になれば
月の横に星が顔を出して
初めて宝石を目にしたときのように
手を伸ばして取ってみたくなるような気持ち

どんな空模様も
私にとっては毎日の幸せ

他者からすれば
そんな幸せも
ちっぽけだと思われてしまうのかな

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