夏特有の青空は
炎天下だというのに
何処にでも
行けそうな気持ちにさせる
それはまるで
子どもの頃にタイムスリップして
今から少し遠い場所へ
遊びに行くときのような
けれどそんな気持ちなんて
端から無かったかのように
青空は重たく厚い雲に覆われる
だからといって
悲観的な気持ちにはならない
雨足が忙しなくなって
17時まで仕事の筈の親が
16時頃傘を片手に足早で
お迎えに来てくれるような
ちょっぴり擽ったくて
焦れったい気持ちを思い出させる
夜になれば
月の横に星が顔を出して
初めて宝石を目にしたときのように
手を伸ばして取ってみたくなるような気持ち
どんな空模様も
私にとっては毎日の幸せ
他者からすれば
そんな幸せも
ちっぽけだと思われてしまうのかな
8/19/2021, 6:25:22 PM