6/13/2023, 12:53:02 PM
あじさいの花びらはいろんな色が混ざっていて、なんだかこんぺいとうみたい。口にいれたら甘い味がしそう。
でも実は種類によって毒があるんだって。
飼い犬と散歩するたびに絶対近くに寄って匂いを嗅いでるから、ちょっと不安になっちゃう。犬は本当に道草を食べちゃうからね。もしかしてこれが慣用句の語源なのかなあ?
それとも昔は人間も道草を食べてたり……?
あじさいを咥えて歩いてる人がいたら、ちょっとおもしろいかも。
6/12/2023, 4:37:15 PM
ひとと感情を共有するなら好きなものより嫌いなものの方がいいね。
だって好きの共有は難しいもの。
6/7/2023, 3:43:10 PM
まずなんの変哲もない朝食を摂ろう。
白いお皿に目玉焼き。夕飯の残りの玉ねぎスープ。あなたの好きな珈琲と私の好きな紅茶を淹れて、ふたりで食卓を囲むのだ。
ナイフとフォークで半熟の黄身を半分にするあなたを眺めながら、あたたかな紅茶を飲んでいたい。
それが終わったら部屋を出て、近所の公園で散歩をする。そろそろ見納めの桜の花びらをつまむあなたの隣で、あなたの手のひらの温度を感じていたい。
ふたりの部屋に戻っても、世界の終わりなんて知らない顔をして、いつも通りの日々を続けるのだ。
おなじベッドに潜り込んで、優しい微睡みに沈みたかった。
来なかった世界の終わり。
あなたのいない静かな朝に。
私はひとり珈琲を淹れて、窓から見える雲ひとつない空を見上げていた。
5/11/2023, 6:09:10 AM
蝶は苦手だ。
ひらひらと飛び回るさまがどうにも落ち着かない。
飛ぶ姿も鳥のような力強さもないし、あのうすく平たい羽もなんだか気の毒に映る。
あんなにうすいから子どもの腕力でも簡単にちぎれてしまうのだ。肉のあるものはああは壊れない。
私にはあの生きものは儚く悲しく見える。