燈翠。

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5/20/2024, 2:55:41 PM

∮理想のあなた

理想ならいくらでも妄想を掻き立てたことがあった

まずは、勉強もスポーツもできる。

その〝できる〟になるまでに努力を重ねられる。

現実から目を背けずに真っ向から立ち向かう。

そしてその勇気が報われて実を結ぶ未来。

どれも叶わずにいる今が、どうしようもなく虚しい

手を伸ばせば届きそうなのにな

ねえ、理想の自分へ

あなたの見る景色はどれほど輝いてるの?

私もそこに辿り着けるかな

返事はない。その代わり、微かな希望を胸に抱いてる、

ありのままの自分が居た

5/17/2024, 2:52:20 PM

∮真夜中

昔はあんなに苦手だった夜の暗さが、いつから味方になったのだろう。

今ではすっかり真夜中の虜になってしまった

目が覚めて眠れない時、丑三つ刻に至福の珈琲を1杯。

ふと、昔のことを思い出す

キャンドルの灯火を眺めながらぼんやりとしていたあの時と今で、何か変わったのだろうか

季節は移ろい、気持ちも虚ろう

真夜中の黒が思考を塗りつぶしてくれる夜は考え事に最適だ

夜は更けていく。

4/17/2024, 3:34:06 PM

∮桜散る

桜の花びらが散るさまはよく、儚い表現で使われる。

春の、四季の中でわずかな時間だけ

日本を象徴して咲き誇り花弁を落とす

いつから梅の花から桜へと移り変わったのだろう。

ただ、梅はこぼれてしまうけど

桜は自ら舞い散るように見えるから

人は桜の散り方に心を、気持ちを込めるのかなと思う

一言で言っちゃえば

どんな終わり方が好みだったかなんだろうな

個人的には葉桜が好きだから

私にとって桜が散るのは始まり・再出発

皆さまにとっての桜はどんな意味がありますか

3/23/2024, 2:59:40 PM

∮特別な存在

家族。

3/16/2024, 5:59:54 AM

∮星が溢れる

夢を見た。

世界には自分しかいなくて、空は泣いていて

ずっと荒廃した緑を裸足で彷徨った

無限のように感じた永い時間を過ごしたような気分

ふと顔を上げてみたら、そこは一面の青だった

嗚呼、やっと辿り着いた

何故そう思ったのかはおぼろげだけど

きっと君の姿が遠くに在ったように見えたから。

いつの間にか泣き止んだ空は満天の星が輝いていて

ガラス張りの足元を反射し照らしていた

君のもとへ駆け出しても、君は同じ歩幅で進んでしまう

水が弾け、呼応するかのように流れ星が走る

ふと、君はこちらを向いた。

そして、優しく笑いかける

(………─────。)

「待ってっ!往かないでっ、いかないで…!」

姿が崩れ、身体から星が溢れる

あまりの眩さに目を瞑った

「、!!」



起きてみたら、私は泣いていた。

アラームの隣に飾ってある、君との写真を眺める

もう夢は掴めないところまで消えてしまったけれど

この感情は絶対に忘れないと思った

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