まだ仄暗い夜明け前
僕は今走っている
何故かというとただ走りたくなったからだ。
それだけ聞くとなんだそれは?となるが
聞いて欲しい
僕は走っている、いや走り続けてきた
産まれてきてからずっと走り続けている
「親の敷いたレールの上を」
馬鹿みたいだ、被害者面か?と思う人も
居るかもしれない、俯瞰で見たら僕もそう思う。
だがこれからは違う
あの子に出会ったから
自由に好きな事に奔放で他には無頓着だが
今を生きている。
僕もああなりたいと強く思った。
だから僕は走る 僕が目指す道はまだ分からない
別れ道かもしれない 途切れるかもしれない
だがこの気持ちが途切れるまで僕はあの子みたいに
走り続ける。
恋というのは 本の中や歌詞の中
沢山の中で生まれ、育ち、成就するものもあれば
儚く散る事もある。
それがどちらに転ぶかは作者の気まぐれだったり
本人の行動や相手への気持ちが足りなかったりと
様々である。
僕はまだ本気の恋という事をした事がない
曲の中で、小説の中で、何度恋をしてきても
やはりまだ君を本気で好きになる勇気は
持てないようだ。
また今日もカレンダーをめくれなかった。
あの日からこの部屋だけ時が止まっている
私が我儘を言わなければ
いつも優しい君を信じてたら
失うことなんてなく、今日も一緒に
過ごすことは出来たのかな なんて考えながら
また自分を憎み 傷が増えてしまう。
あといくつ日々を過ごせば
年を越せば 私は私を赦せるのかな…
今日私は失恋をした。
相手は同級生のKくん
最初は友達の友達という曖昧であまり関わりのない
立ち位置に居たのに
いつの間にか2人で休み時間を過ごす時が出来たり
頭を撫でて貰ったりと親しくなったのに
このまま丁度いい関係を続けられたら良かった
私はただの友達で 同級生
それだけで良かったのに、もっと独占したい。
幸せになりたい。 もっと彼を知りたいと思ってしまった。
結果はそう最初に書いた通りダメだった
ココロにポッカリ空いた穴
もう得られない幸福感
ただ今感じるのは友達と好きな人を失った喪失感だけ
僕には個性がない
周りの人間 ─── 父、母、弟 etc…
皆それぞれ誇れる個性がある。
だが僕には何もない だけど家族は優しいから
そんな僕を変わらず愛してくれる
そんな家族を愛しくも思いながら
劣等感を感じる日々も少なくない。
神に祈った事もある
こんな僕にも個性を下さいと
だがいくつの夜を越しても何も変わらない…
世界に一つ個性のないボク。