『安らかな瞳』
恋人はいつも何かを話す時は私の目をじっと見つめてくる。
目を通して心まで覗き込んでくるようだ。
それでも話す内容は楽しいし、
何より元気に話す恋人の姿が微笑ましい。
多分相手は無意識なんだろうけど、
それを嫌と感じたことも無いからこれからも言うことはない。
むしろ...この人の素敵な顔を
こんな間近に見られるなんてとても優越感がある。
逆に話を聞いてくれてる時は普段とは違って
どんなことも受け入れるような優しい顔をする。
...いつも恋人には敵わないな。
なんて思っていると優しい顔をした君は
また私の心を覗き込むように話しかけてきた。
語り部シルヴァ
『ずっと隣で』
入学した時から仲良くなれると直感がした。
予想通りで、俺たちはずっと一緒だった。
部活も一緒で同じ高みを目指してた。
男の友情ってやつなんだろうか。
どんな時も互いを高め合えた。
...あいつが推薦されるまでは。
同じ力量、同じ結果だった。
なのにあいつだけが推薦された。
なんでなんだ。
あいつの横に俺は相応しくなかったんだろうか。
あいつがいなくなった隣の視界は異様に広く感じて、
自分が余計にちっぽけに感じた。
語り部シルヴァ
『もっと知りたい』
今まで人に興味がなかった。
本当言葉通りで興味を引かれる人間が私の中にいなかった。
地元の高校より、
ひとつ街離れた場所に立っている高校を選んだ。
地元の人間は知り尽くしているようなものだったから、
きっと面白くないと思って離れた高校にしたのだ。
今日は合格発表。合格はしているものだと思っていたからあんまり嬉しさは込み上げてこなかった。
それよりも自分と同じく
結果を見に来た人の方が楽しみだった。
もしかしてと期待すれば知らない人間ばかり。
個性が濃くて我が強い人がいる。
なんてことだ。ものすごく楽しい。
こんな面白い人たちとの高校生活は楽しめそうだ。
入学したら...みんなのことを知ろうじゃないか。
語り部シルヴァ
『平穏な日常』
世界は思った以上に簡単に手に入った。
思想が似たこの人は満足そうだった。
「これで誰も傷つけずみんな愛せる。」
なんて目を輝かせて言っていた。
確かに...僕も望んでいた世界平和が作れそうだ。
ふたりで手を取りあって手に入れた世界。
その最初の日というものは思ったより静かだった。
正直もっと文句が飛び交うかと思っていたが、
急な世界政府にあったかせいか、しんとしていた。
平穏な日常の第一歩。
いいスタートを切れたんじゃないかなとふたりで乾杯した。
語り部シルヴァ
『愛と平和』
僕が願うのは世界平和。
誰も争うことなく、みんながみんなを思いやる。
そんな世界と平和が欲しい。
私が願うのは愛。
愛し愛され、お互いが愛を育む。
そんな全てが愛されて欲しい。
僕と君は波長が合うかもしれない。
私とあなたは思いが似ているかもしれない。
2人なら、思い通りの世界を描けるかもしれない。
それなら...2人が世界の頂点に立ったなら?
きっと素晴らしい世界になるでしょう。
誰もが愛し愛され、平和な世界を...
語り部シルヴァ