『同情』
いつもの場所で君はまた泣いている。
誰もいない場所で1人うずくまって。
僕は何も言わず隣に座る。
肩を叩くとか優しい言葉を投げかけるとかしない。
ただただ隣で座る。
僕らは似たもの同士。勝手に思ってるだけだけど。
それでも昔虐められていたから
いじめられっ子の気持ちは痛いほどわかる。
僕が昔して欲しかったことを今君にしている。
僕ができるのはこれだけ。
でも君も少しでも落ち着けるといいな。
語り部シルヴァ
『枯葉』
今回の冬の枯葉を見るのも見飽きたもんだ。
春の兆しを見せた外はまた冷たい風で
枯葉を走らせ、体を縮こませる。
三寒四温...と言うやつだろうか。
これを凌げばまた暖かくなるはず...
乾いた音は余計に寒さを感じさせる。
...寒いなあ。もっとあったかくしてこれば良かった。
はぁとついたため息が白くなって消えていく。
早く春が来て欲しい。
寒すぎてこれじゃあメンタルが参っちゃうね。
語り部シルヴァ
『今日にさよなら』
今日は大変だった。
素材を取りに行こうと思ったら相談事を頼まれて
それが終わったら別の人が助けを求めてきて...
とそんな感じでほぼ1日誰かのために動いていた。
別に嫌なわけじゃないが.、
自分の時間が無いことでものすごく疲れを感じた。
まだ夕方だけど...今日はもう終わりにしよう。
日記を書いて...歯を磨いて...
寝る準備ができた。よし。
僕の不思議な能力。その日を終わらせること。
次に目を覚ます時はきっちり6時のタイマーどおりだ。
語り部シルヴァ
『お気に入り』
好きなマグカップで好きなコーヒー豆を。
好きな曲を流して好きなアロマを焚いて
好きな椅子に座ってコーヒーを飲む。
外側も内側も好きに包まれている。
コーヒーの香りが、椅子の座り心地が。
心を...落ち着かせる。
「あ、お邪魔したね。」
部屋に入ってきた君が頭を撫でる。
すぐさま部屋から出た。
....と部屋から出たと思ったら帰ってきた。
「はい。忘れ物。終わったら構ってね。」
僕の好きなお菓子を置いて君はまた部屋から出た。
お気に入りに囲まれる。
これは僕が嫌なことがあった時の対処法。
語り部シルヴァ
『誰よりも』
「別に、優しくないよ」
人助けをした君が優しいねと言われた時必ず言う言葉。
本人は別に褒められたいわけでも無く
ただただ困っている人がいたから力になろうと思っただけ。
だそうだ。
僕も同じく助けて貰って優しいと言った時にも
同じことを言われた。
もちろん周りからは感謝されるが
中には捻くれ者と後ろ指をさす人もいた。
それでも君は人助けを辞めることをしない。
人からの賞賛よりも助けれたらそれでいいと思っているから。
だから君は誰よりも優しい。
なんて言えばまた言われるだろうから心の中に押し込んだ。
語り部シルヴァ