『君の名前を呼んだ日』
昔、俺が小さい頃よく遊んでくれた人がいる。
確か引っ越した先の家が隣で近所同士親が仲良くしてたのも
あって遊ぶ頻度が多かった。
相手が女の子で俺は男ってこともあってか
相手の名前を呼ぶのが恥ずかしくて
「おい」とか「お前」ってしか呼べなかった。
次遊んだときには...なんてことを繰り返していくうちに
突然相手が引っ越すことになった。
結局勇気を出せず名前を呼べないまま
別れる形になってしまった。
高校生になった今じゃ相手の名前すら覚えてない。
また...次会えたらその時には
名前を聞いてちゃんと名前で呼びたい。
君の名前を呼んだ日には...
「おい」とか「お前」って呼んでいたことも謝らなくちゃ。
それから...また二人で遊べるかな。
語り部シルヴァ
『やさしい雨音』
静かに雨が降っている。
外に出ることもないから部屋の中から
雨が降る様子を眺めていた。
雨音が聞こえない。
けれど雨が降っているからか他の音も聞こえない。
やけに静かだ。
雨粒が弾ける音もしないから
余計に静かに聞こえるんだろうか。
どこか寂しくて、妙に落ち着く。
雨の匂いが強くなった。もう梅雨の時期か...
またこうしてのんびり雨を見る時間が増えるのは楽しみだ。
語り部シルヴァ
『歌』
歌はいい。
その人の気持ちが入った歌詞や曲が心を震わせる。
歌うのは苦手だから基本聴く方が多い。
鼻歌ならたまに...そんなレベル。
走りたい気分なら爽快感溢れる歌を
リラックスしたいときは落ち着いた歌を。
人生に歌は欠かせない存在だ。
歌が無くなったら僕の人生は色が無くなったみたいな世界になっちゃうかもしれない。
今日も歌で一日を彩ろう。
一番最初に聴く曲は...アニメのオープニングでも流そうかな。
さ、盛り上がってきたよ!
語り部シルヴァ
『そっと包み込んで』
(あーあいつウザ。)
(あのクソ上司...俺が偉くなったら...)
(こいつはもう捨てだな。)
耳を塞いでも尖った言葉は突き抜ける。
これだから人混みは嫌なんだ。
ある日から人の心の声が時々聞こえるようになった。
赤の他人から血の繋がった家族まで...
冗談に聞こえるこんな事を誰かに言える訳もなく...
というか一度信頼している友人に話すと心の中で笑われた。
毎日毎日何処にいても心に尖った言葉が刺さる。
自分に向けて無くても不快になるもんだ。
誰もいない場所なんてないしそんな場所へ行ってもお金が尽きて結局苦しむ羽目になる。
だから助けてなんて言葉は言わない。
向かってくる尖った言葉に心で包み込んであげる。
「苦しかったね。辛いね。」と
自分が言って欲しかった言葉を投げかけて...
語り部シルヴァ
『昨日と違う私』
昨日の私と今日の私は違うらしい。
毎日細胞が少しずつ変わっていってると
生物学の記事で読んだことがある。
そして4〜5年で細胞の殆どが入れ替わる。
...それは自分なんだろうか。
細胞それぞれが新しい自分になるなら
それはもう自分じゃないような...
言葉じゃ表すのは難しいな。
ロボットがデータだけ新しい体に移す感じ。
概念としては自分なんだろうけど...
概念だけじゃなくて数年後の自分は
見違えるほどに変われると嬉しいな。
なーんて独り言だよ。
...こんな癖も変われるのかな。
語り部シルヴァ