→紙装甲
常々、俺は気骨のある男だと思っていたがどうやら思い違いだったらしい。
夏の日の太陽のように鮮烈なあの人の前に立つと、途端に意気地をなくしてしまう。
俺は迷子になった幼子のようにただウロウロと狼狽え、顔を真っ赤に火照らせて何も言えず薄笑いを浮かべるばかりだ。
思い募らせ身を焦がし、食事も喉を通さぬ有様。
いっそのこと、告白などしてみようと何度も試みたが、全くできそうにもない。
かの単語! 発音のしやすさに反して、口にするのが何と難しいことか!
テーマ; I LOVE...
→街へ
拝啓、冬空の青さが際立つ季節となりました。寒中お見舞い申し上げます。
私があなたに越してきて、そろそろ2年が経つでしょうか? いつもお世話になっております。こうして改めてお手紙にすると何だか変な感じがしますね。
初めは戸惑うことも多かった生活も、すっかり落ち着きました。どことなくあなたをよそよそしく感じたものですが、今では故郷のように感じています。住めば都とはこのことですね。
先日あなたを散策中に、小さな路地を見つけました。今度出向いてみますね。迷子にならぬよう見守っていてくださいね。
今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
からっ風の暴れ回わる季節柄、ビル風でお風邪など召しませんようご自愛くださいませ。
敬具
テーマ; 街へ
→やさぐれ
私みたいな陰気な奴にも活きる場所を与えてくれる
この世界の地獄のような優しさに乾杯
テーマ; 優しさ
→アバンチュール
ミッドナイト
パープルナイト
ハイウェイに滲むライト
白のホンダ・プレリュード
ハウスマヌカンなあなたとディスコ
ダンシング、クールにモード
夜霧にコートの襟を立て「寒いの」
縋るなよ、一夜のアバンチュール
テーマ; ミッドナイト
→比較不可
安心と不安を比べると、不安より安心に光を感じる。その光が何ルーメンかは関係ない。
とにかく明るく感じる。
正誤も優劣もないはずなのに。
テーマ; 安心と不安