→フリエンド
ちょっと昔の話を聞いておくれよ、friends。
学生時代、私は英語が苦手だった。
読み方の規則がよく理解できなかったし、発音記号にも馴染めなかった。何度か挑戦を試みてみたけれど、今もってムリ。
だから英単語の綴りを覚えるときは、自己流の読みを付ける裏技?を使っていた。
その一つが「friend」。フレンドと読めても、スペルをミスしてしまう。「i」を落としてしまうのだ。だってさ、「frend」のほうが「フレンド」って読みやすくない?
しかし世の中と、私の流儀は関係ない。
なので、「フリエンド」と綴りを覚えることで、テストをやりきった。今でもfriendと書くときには、脳内で「フリエンド」とつぶやきながら綴っている。
君にもそんな思い出はあるかい、friends?
テーマ; friends
→今日は、何をお聞かせくださいますか?
それは、詩であったり、物語であったり、呟きの形をしていたり、ちょっとした日記だったり、密かな恋文だったり……。
美しく、したたかで、ときに物悲しく、なおかつ鮮烈で、新鮮な趣をしていたかと思えば、仄かに肉感的である。
皆様が紡ぐ言の葉は、音階を持つ音楽となる。
テーマ; 君が紡ぐ歌
→その町の名は、倫敦。
霧、あるいは街灯の町
狭間で暗躍するは、MI 6
跋扈するジャック・ザ・リッパー
人間どもの鬼ごっこ
ケット・シーがニヤニヤと嘲笑う
それもすべて
オベロンと夜の女王の庇護あってのこと
テーマ; 光と霧の狭間で
→音は有って、音は無い。
あまりに静寂が長居してしまったので、いつもは聴こえないような砂時計の砂粒秒を刻む音が、聴こえた気がしましたが、たぶん気のせいでしょう。
そもそも砂粒秒など、あるものではないのですから。
テーマ; 砂時計の音
→短編・プレアデス星団
プレアデス星団が何処かへ行ってしまいました。
星の集団で消えて、専門家は大騒ぎ。
喧々囂々、専門用語を飛ばして色々な仮説が立てられます。難しい計算が、コンピューターや紙の上を走ります。
しかしその原因を特定することはできませんでした。
メイちゃんは、さっきからずっと絵の具の筆洗いバケツを覗き込んでは、しきりに感心しています。
「うわ〜、綺麗だなぁ〜」
先程まで宇宙の絵を描いていたので、筆洗いバケツの水は、夜空を流したような深い青色に染まっています。
そして、よく見ると小さな星々が水の中をたゆたっています。
専門家が探しているプレアデス星団の星たちです!
実は、たまたま筆洗いバケツが空に反射してしまい、星団たちはそこを宇宙だと勘違いして飛び込んでしまってのです。
「宝物にしようかなぁ〜」
メイちゃんはそんなことを言っていますが、大丈夫。彼女はちゃんと知っています。
星の住処が宇宙にあることを。
だから、ね?
専門家さんたち、もう少しお待ち下さいな。
テーマ; 消えた星団