一尾(いっぽ)in 仮住まい

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10/10/2025, 1:57:39 PM

→処世術


道路脇の電信柱の陰に、
ひょろりと茎を伸ばしたコスモス。
仲間はおらず、一輪だけ。
そよ風にそよぎ、
自転車の車輪が巻き上げる風塵に揺られ、
自動車の排ガスになびく。
ピンクの花がフラフラと右へ左へ。
まるで八方美人のように。


テーマ; 一輪のコスモス

10/9/2025, 3:56:32 PM

→うら寂しい

降り積もった落ち葉の中に
無くした恋を探す

もちろん知ってる
そんなところに落ちてはいない

でも、探すフリだけでもしていないと
どうしようもなく心が疼くのだ

テーマ; 秋恋

10/8/2025, 12:34:01 PM

→純粋な無償の愛

推して推して推しまくる!
あっ、無償じゃねえな。
かなり課金。


テーマ; 愛する、それ故に

10/7/2025, 2:45:48 PM

→「た〜まね〜ぎさん♪」

玉ねぎを切るとき、私はいつも思い出す。
「た〜まね〜ぎさん♪」
その声は、呼びかけるような、歌うような調子なのだが、あまり抑揚がなく淋しげだ。
子供時代の友人から聞いた話だ。彼女の母親が玉ねぎを切るときに必ずこのように口ずさむのだと。
「なんか寂しそうやね」
「せやろ? しかもキッチン、ちょっと暗いねん」
そんな会話を交わしたものだから、私の脳内に「玉ねぎを切る=暗い作業」というイメージが固定化してしまった。
そしてその強烈なイメージは、あれから随分経った今でも消えることなく、なんなら自分で口ずさむほどに、残っている。
「た〜まね〜ぎさん♪」
真っ二つに切った玉ねぎの真ん中、静寂が隠れている。

テーマ; 静寂の中心で

10/6/2025, 1:34:31 PM

→悔しい夜


アイツがまた入賞した。
俺は選外。
ケツに火が付いたような息苦しさ。
才能ないのかな?
才能ないと、ダメなのかな?
自分や世間に煽られて、心が右往左往。
まるで焚き火で燃えてる葉っぱみたいに。


テーマ; 燃える葉

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