→ノーマンズランド

その昔、ベルリンの壁と呼ばれる、なんともけったいな領地分けの壁があった。
どえらいほど厳しく警備されており、近づくことすら困難だったらしい、と歴史は伝えている。
そこは人間にとって空白地帯だったので、ウサギが繁殖した。
イエスラビッツランド。

テーマ;　空白

→喉元過ぎればなんとやら。

荒天一転
晴天を背景に
貴方は能天気に笑っている
幸せそうね

ねぇ？　
ところで
足元の泥濘は見えてる？

テーマ;　台風が過ぎ去って

→ミザントロープ

ボリス・ヴィアンの小説「うたかたの日々」に、デート中の２人をすっぽりと包むミニ雲の話が出てくる。外から中は見えなくて、中から外は見えるらしい。
いいな、と思った。
コミュ障の私が外を歩く際にも現れてくれないだろうかね、一人霧。

テーマ;　ひとりきり

→光の三原色は……

混ぜて交ぜて混ぜ込んでゆくと、
明度が上がっていって、白になる。
加法混色というらしい。
厨二病患者には、その昇華感が刺さる。

テーマ;　Red, Green, Blue

→ピュア

水道水を濾過することで、純水に近づけることができるらしい。
じゃあ、嫉妬やら卑屈やら怠惰などの不純物で濁りきった私の心も濾過したら、少しは純粋になるかしら？
でも、結果が少し怖くもある。
何も残らなかったら、どうしましょう？？

テーマ;　フィルター