仁知夏

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9/19/2022, 5:02:00 PM

夜の匂いに愁い、自分を騙すためのコーヒーを啜る。
片手間に本を捲り、ヘッドホンからの音に耳を澄ます。
そんな時間は長くは続かないし、そんな時間を続けられるほど優雅な人生ではない。
ねぇ、神様。
今が続くわけなんて無いんだから、今ぐらい今のまま過ごしたっていいじゃない。
あなたは時を止めてくれないんだし。

9/8/2022, 12:26:10 AM

揺れるスカートの裾。
二度と見ることのない風景。
彼女の瞳が僕を見ていないことに気づいた時、僕はカメラのシャッターを切った。

8/30/2022, 10:29:46 AM

もうキミには二度と会えない。
家の中に微かに残る香りがそれを実感させてくる。
この匂いの香水が存在するのなら、ボクはそれにまた出会いたいと思ってしまうだろう。

8/27/2022, 5:52:32 PM

アルバイト先に傘を忘れてきた。
最寄り駅を出ると、大雨が降っていた。
時間は23時過ぎ。取りに戻るにも終電が終わっている。
黒い雲の下、佇むだけ。

8/20/2022, 4:02:07 PM

またね。

そう言いたかった。

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