6/30/2025, 12:09:38 PM
カーテン
風がふれた
窓ぎわの淡いレモン色が
やさしく揺れた午後
となりの君が
カーテン越しに
笑った気がした
声にできない
この想いは
まだ胸の奥で呼吸している
「好き」って言えたら
何かが変わったかな
でも
言えなかったから
きっと、あの春は永遠なんだ
6/30/2025, 11:08:38 AM
『青く深く』
あの夏、
言葉より先に
まなざしが揺れた
光はまぶしくて
心はまだ泳げなくて
ただ、深く沈んでいった
届きそうで
届かないまま
君のことが
青く、深く
胸に残っている
6/13/2025, 10:12:32 AM
君だけのメロディ
風がふと止まった午後
君の笑顔が胸に鳴った
何気ない仕草が
まるでメロディみたいに
心の奥に響いてくる
世界のどこにもない
君だけの音がある
それは 言葉よりも静かで
でも、誰よりも強く
僕を生かしてくれる
あの日の笑い声
すれ違ったままの手
言えなかった「好きだよ」
すべてが今
君だけのメロディになった
僕の時間は
今もその音に揺れている
誰かを好きになるって
たぶん、こういうことなんだ
6/12/2025, 10:35:54 AM
好きです。
あなたの声が、朝の光みたいに
ふいに私の一日を照らすところ。
好きです。
何も言わなくても
そっと隣にいてくれる、あの距離。
好きです。
別れ際にふと見せる
寂しそうな背中さえ、いとおしくて。
好きです。
会えない日が続いても
思い出が私の手を握ってくれる。
好きです。
きっと、あなたは気づかないまま
私の心に、ずっと住んでいる。
6/9/2025, 10:09:36 AM
"どうしてこの世界は"
どうしてこの世界は
好きな人を好きなまま
抱きしめられないんだろう
どうしてこの空は
同じ青なのに
君のいない日だけ 少し冷たいんだろう
歩けば届く距離なのに
気持ちはずっと 追いかけても届かない
笑顔の奥に 見えない扉があって
ノックしても 開かないまま
どうしてこの世界は
出会わせておいて
そっと引き離すようなことをするんだろう
君のいない日常が
当たり前になっていくたびに
僕は何かを失っている気がするんだ