4/3/2025, 9:29:59 AM
吸い込まれていくように落ちていた。必死に手を伸ばすこともなく、だらりと風に浮く爪。ネイルを塗り直したのは、ちいさな見栄、だろうか。
4/1/2025, 3:08:27 PM
背伸びしたブラックコーヒー、普段は買わない辛めのガム、箱はまだ捨てられていないツイスト式のボールペン。黒染めした額縁のなかで、わたしのようなひとが曖昧にわらう。
4/1/2025, 10:00:03 AM
笑ったその顔を忘れたら、私は幸福に足を踏み出すだろう
3/30/2025, 3:10:59 PM
足を踏み出すことができたら、しあわせに指先が触れたのだろうか。変わらぬスカート丈が、彼女と私の境界だった。
3/27/2025, 6:50:47 PM
その季節が来る度に、私はあたらしく変わろうとした。前を向いて歩くと決めてそのちいさな花弁たちを睨み、誰かへのアピールのために四角く切り取って、また、私は下を向く。私が咲かずとも、世界はこんなにうつくしい。