NoName

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5/3/2023, 2:03:56 AM

いつまでも いつまでも この時間が続けばいいな
変わらずに 二人だけの 今があればそれだけで…

つまらないことで誰かを傷つけて
そんな自分が嫌になって
キミに会いたくなっても強がって
弱い自分に蓋をして
励ますようにキミは怒ったね

言いたくないことをぶつけてくれる
傷つくと知ってても怒ってくれた
そんなキミの優しさに甘えてた
不甲斐ない僕の隣で不意に見せる
沈んだその顔を見てあの日心に誓ったよ

もう使わせないよ その優しさは
せめてキミ一人くらい笑わせる
今よりも強くなるからね

あたりまえのように幸せを感じてた
隣に居るから大丈夫って
忘れるたびにまた求めては
いつの間にか見えなくなって

出会った日の気持ちが蘇る
焦って手探り触れた手は今も
変わらず隣にあることに感謝した 

いつまでも いつまでも この時間が続けばいいな
変わらずに 二人だけの 今があればそれだけで…


5/1/2023, 12:28:58 PM

短い春が過ぎ風が花を散り去る頃
ひしめき出した夏のこと
予定にはなかった約束とワクワクを胸に抱いて
帰り道を歩く

香る緑と馴染んだ制服、風に擦れる木の葉の音を聞きながら
笑いあった僕等の青春カラー

砂浜に座り眺めた太陽の下できらめく水面に目を細め
陽がおちる頃には
爆発にも似た花火を見ながら はしゃいで転げた

人も花も空も星もその全てがカラフルで
数えきれないありがとうを叫びたい

点と点を繋いだ星座のように
同じ空の下で僕等もきっと繋がってる
一人一人が違う色の人生を歩いてる

ゆるやかに過ぎる夏の一日のように


4/30/2023, 4:07:39 PM

暗い暗い何も視えない道を…ただ地に足をつく感覚だけで歩いてきた
世界とは何か…真っ白な頭に描いて想像に色を付け足す

少年のように自由な感性と羽ばたく鳥のような世界図
やがてそこに輝き始める一滴の小さな雫に映しだされた
広大な草原と蠢き始めた生命たち

何も視えない闇ならば無となる世界にも
嫌でも苦でも色あるモノはこんなにも美しい

暗い暗い何も視えない道の先に産まれた子供たちは
笑顔という光と涙の音で楽園のような未来を
意図せず作り描いていく

時には霞む感覚さえ勇気に変えながら

4/29/2023, 11:32:51 AM

春の空を仰いで
浮かぶハレゾラの雲に手をかざす

舞吹く風は全てを巻き込み世界を旅する

まぶたを閉じて…そっと呟く
そこに連れていって一緒に行きたいと

春の空は綺麗で
始まりと終わりを連れていく

旅の路中、連れてきたモノを降ろして

再び空へと舞い上がる風
季節を乗せ 香りを乗せ 想いを乗せ

まぶたを開けばただ佇む影
歩いた跡の静けさと飛ばされた心の手紙

伸ばした手は届かないまま季節はめぐる

4/29/2023, 3:32:20 AM

それが繋ぎ合わさり日々は始まる

ふりかえれば

残る刹那の香り

僕が生まれる前からそれはあり

風のなかへと消えていった

時の止まった白い箱の中で

今日も刹那に流され目を覚ます

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