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短い春が過ぎ風が花を散り去る頃
ひしめき出した夏のこと
予定にはなかった約束とワクワクを胸に抱いて
帰り道を歩く

香る緑と馴染んだ制服、風に擦れる木の葉の音を聞きながら
笑いあった僕等の青春カラー

砂浜に座り眺めた太陽の下できらめく水面に目を細め
陽がおちる頃には
爆発にも似た花火を見ながら はしゃいで転げた

人も花も空も星もその全てがカラフルで
数えきれないありがとうを叫びたい

点と点を繋いだ星座のように
同じ空の下で僕等もきっと繋がってる
一人一人が違う色の人生を歩いてる

ゆるやかに過ぎる夏の一日のように


5/1/2023, 12:28:58 PM