きっと明日も
あなたと過ごした日々を忘れることはない。
温かい歌声も、静かな夜空を寝ころびながら眺めたことも。100年経った今も忘れることはない。
きっと明日もその先も、あなたのいない世界で
かけがえのないあの頃を思い出すのだろう。
ジャングルジム
公園や学校にある定番の遊具であるジャングルジム。
大人になってから考えると、ちょっと不思議な名前である。
中に入って登っていくのがジャングル散策みたいだから、ジャングルとついているのだろう。
では、ジムはどういう意味なのだろうか?
懸垂したり登ったりして体を鍛えられるから?
子どもの頃には考えなかったことに想いを馳せると、新しい発見や考察ができて面白い。
それはまるで、ジャングルジムのてっぺんから街が見渡せた時のようにわくわくするのだ。
私の日記帳
日記帳は、私の喜怒哀楽を知っている。
友達や家族との思い出は1日分に書ききれないくらいの喜びをたくさん綴り、人生が行き詰まりどうしようもなく悲しい時はその思いをぶつけた。
ふと、あの時何を考えていたか気になり日記帳を開くと今の悩みを解決するヒントが見つかることがある。
日記をつけ始めて今年で3冊目に入るが、今日書いた記録は遠い未来の自分の道標になるのかもしれない。
だから今日も私は日記帳を書く。
街の明かり
お気に入りの高台から、街の明かりを見下ろす時間は1日で1番好きな時間である。
暗闇が広がる街で輝く明かりは、まるで地上の星だった。
長年この街に住んでいるけれど、何気なく観ている明かりを星のように思うと少しだけ世界が美しく見えてくる気がした。
「いつか、大切な人ができたら一緒にこの景色を見られますように」
ささやかな願いを胸に秘め、しばらく高台に佇んでいた。
昨日へのさよなら、明日との出会い
昨日の自分は明日の自分の続き。
明るい未来へ向かって走りたいが
牙を剥いた羊たちは未来を見失っている