眠り子

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10/6/2022, 11:07:56 AM

過ぎた日を想う

地元の道を歩くと、この道には用水路があったのに
今では立派な住宅街に変わったなぁと考えたり、公園の遊具はこんなに小さかったっけと物思いに耽る。

また、子どもの時に見た映画を最近再び見たのだ。
当時見た時とは違う点で感動したり、主人公たちの
気持ち以外にも対立するキャラクターの目線なって
見ることができるようになったりした。

子どもの頃に経験したことは、もう過ぎた時間であり
細かいところまでは思い出せない。本当にあったのかなと考えてしまう日もある。

でも、変わりゆく街並みや自分の中に加わった価値観に
触れた時、私は確かに自分の人生を歩いてこれたんだとわかった。
あと5年、10年して今を懐かしく想う日がくるのかもしれない。その日が来るのを楽しみにしていよう。

10/5/2022, 10:04:23 AM

踊りませんか?

月明かりの夜、舞踏会から外れた外で涼んでいた。
不意に後ろから
「こんばんは、お嬢様」
1人の青年に声をかけられた。話をすれば彼も1人で涼みにきたそう。
「よかったら、2人で踊りませんか?」
「いいですね。夜空がステージだなんてロマンチックだ」
言葉はもういらない。星や月が照らす下で踊り明かした。
彼とは再会することになるけれど、それはまた別の機会にお話しましょう。

10/3/2022, 1:14:23 PM

巡り会えたら

もし彼女にまた巡り会えたら、愛してると伝えたい。
でも、それは奇跡が起きない限り不可能だろう。
僕と彼女は、生きる世界が違うから。
彼女に向けて、届かない想いを今日も叫び続ける。 

10/2/2022, 12:44:57 PM

奇跡をもう一度

奇跡がもう一度起こせるのなら、彼に会いたい。
夜空の下で笑い合った記憶を胸に、彼のいない世界で今日も生きていく。

10/1/2022, 10:50:29 AM

たそがれ

車窓から見える夕方と夜の狭間。
街には少しずつ明かりが灯り始めた。
高層マンション、一軒家、アパート…
明かりの数だけ人生があるんだな。
そう思うだけで世界が少し愛おしくなってくる。

最寄り駅に着いて美しい空を見上げて歩き始める。
「おかえり」
横を見ると暗がりから父の顔が見えた。
同じ電車だったのだろう。
私も、おかえりと返した。
今日の出来事を話しながら夜に浸った道を進みだした。
こうして1日が終わっていく。
あの明かりへ私も帰っていく。

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