georgetaro

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11/1/2023, 1:41:30 PM

「永遠」に同情するぜ
平家が諸行無常を証明しちまったから
イデア界の森で迷ってんだってさ
僕のダサさの際限無さで
近似しようにもどうも欠けてしまう
まだ不完全を愛せる大人ではないから
そこに不純物が混ざって
やがて自意識へと発酵していくんだ
その過程自体が「永遠」の否定だから
僕は知らないふりをして冷や汗を流す
これは代謝でも生理的反射でもない
僕が心にぜい肉のついたデブだから
少しの揺らぎが違う系にも影響する
長い独楽の瓔珞で少しでも削いでくれ
甘ったれそうだ 早く 早く!

11/1/2023, 8:28:23 AM

理想郷はいつもの帰り道から少し外れた小道の先
いつのまにか通り過ぎていて状態ばかり残る空洞

10/30/2023, 2:20:06 PM

懐かしく思うことで救われたことなんて片手くらいしかないのに、今日も昔流行った曲を聴いている。何度も見た映画をまた観ている。ああ、セピア色の過去に絡まる。
別に、誰も救ってくれるな。ちょっと立ち止まりたいだけ。そうでもしないと、いつか全てを投げ出してしまう気がする。

10/28/2023, 12:13:02 PM

暗がりの中で群れている彼らは、潰れた百貨店のショーウィンドウを横目に進んでいく。その無言の雑踏を、誰のものでもない夜さえ拒むのは、彼らのふざけた思想が一般に共感されるものではないからだろう。
先の革命で街灯は壊れてしまった。真っ暗闇で彼らは隣にある顔も見えていない。それでも歩く。まもなく始まる自己満足は、あの日、断頭台の上でも笑い続けた彼女へ向けて捧げられる。

10/27/2023, 2:39:52 PM

紅茶の香りにうっとりしすぎて
ティーパックを取り忘れた君が
渋さに眉を顰めるまでの一部始終を
いつのまにか目で追っていた

君の一挙手一投足、全ての特徴に
再認識する心…やっぱり

何度も覗き見た顔なのに
夏休みの後半には思い出せなくて
その程度だったのだと安心したのに

冷めた紅茶の口あたりくらい好きだった
今じゃもう…

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