思い出の青ジャージ

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7/28/2025, 10:22:23 AM

「◯◯ちゃんってほんと花心ないよね。」

数少ない友達からこう言われたんだ。
花に興味がないのは本当だけど。
きっとあの子は自分の話に興味がないように
感じたんだと思う。
傷つきはしなかったけどいい気もしないな、こーゆーの。

「ねぇ、虹出てるよ!」
聞こえた瞬間手を引かれて声にならない声が溢れた。
え、誰、急になんで、虹?
頭の中はフル回転。息が切れて足を無理やり止める。
さっきまで雨が降っていたのに外は晴れてた。

「だ、誰?」
「君と同じクラスだよ」
「ごめん覚えてない」
「そっか。まあ、虹見ようよ!綺麗だよ」
確かに綺麗だった。
「なんか元気なさそうに見えたから。」
そう言って彼女は虹よりも綺麗な髪を靡かせた。

「知ってる?虹の端には幸せがあるんだって。」
「そっか。...走ってみる?」
「え、いっちゃう!?」
「やっぱもうギブ疲れた」
それからいっぱい笑った。
いつのまにか虹は消えてたけど
気づかないくらいたくさん笑った。

7/26/2025, 12:58:41 PM

小川が枯れた涙のあと、
あの歌が手を差し伸べてくれる。

「僕たちはいつか終わるから」って

「胸に手を置けばそこで鳴ってる」って


ちゃんと届いてる。


雨の音と君の声で

続く日々に届いてる。

アイデアがさんさんと溢れてる。

7/25/2025, 11:54:36 AM

なぜだろう。あの人は半袖を着ない。

暑いのに。異常気象にも負けない意志で

彼女は長袖を着ている。

なぜだろう。

髪はポニーテール、上品なメガネに愛情深い笑顔。

仕事ができて気配り上手。

狐の嫁入りみたいな不思議な人。

少し腕をまくる瞬間、雨の匂いがした。

7/22/2025, 11:42:26 AM

「じゃあまたどっかで」

失恋ソングとして流行したあの曲。
本当は今は亡き大切な人へ向けて書いた詩らしい。

いつも私達は都合の良い解釈をしちゃうから。

「あ、それ何年か前に流行ったやつだよね」

もしこの曲が流行ってなかったとしても
大好きだし大切な歌なんだ。

この詩を書いた人の気持ちは計り知れない。

でもずっと私の中で想いは褪せないままでいたい。

7/21/2025, 12:51:00 PM

夜は特に美しいと思うのです。

しかし私が見ている夜空の美しさはほんの一端であると、

街灯や家から溢れる光が邪魔しているのだと。

知ったのです。

あの星々は本当はどんな形をしているのでしょうか。

真っ暗闇から見上げる空は何色をしているのでしょうか。

私以外の人はそれを見てどう感じるのでしょうか。

知りたいのです。

私は星座や天文学にはとんと興味がありません。

ただ目の前の美しさに感服しているだけです。

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